<写真特集>中国上海で活動する日本人カメラマン、「人間の深淵をいつかこの目で」

中田博之   2018年2月17日(土) 14時40分

中国上海で活動する日本人カメラマン、中田博之は日々、庶民の原寸大の姿を追っている。

中国上海で活動する日本人カメラマン、中田博之は日々、庶民の原寸大の姿を追っている。今月19日からは、昨年撮りためた約25万枚の中からセレクトした作品を並べる自身3回目の写真展「五眼」を東京で開催する予定だ。

写真を撮ることについて、中田は「今の私に必要なのは撮り続けるということ。そうすることにより、いつの日か人間の深淵をのぞくつもりでいる」と語る。そして、「撮影は孤独で地道な作業」「被写体の表面だけを写し撮るのはそう難しいことではないだろう。しかし、それでは私の中に被写体を撮る意味を見出すことはできない。私は日々、人の魂の根源を撮ってみたいという欲望にさいなまれている」とも―。それは、中田の体の中心から込み上げてくる、言い表しようもない誘惑なのだそうだ。(編集/野谷

中田博之写真展「五眼」(ごげん)

会期:2018年2月19日(月)〜2月25日(日) 12〜19時

会場:東京都新宿区新宿1-2-1近代ビル3F Photo Gallery Place M

●中田博之

神奈川県出身。企業の駐在員として中国に赴任し、1999年から上海に滞在。90年代の終わりごろから、仕事や生活の記録としてカメラを使うようになり、2008 年から本格的に撮影を始めた。森山大道から多くのことを学び、彼のフィールドである「新宿」を、我が街である「上海」に置き換え、「1日の撮影で2000 枚以上」のノルマを自分に課し上海を記録している。

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