<写真特集>東京の公園で、「日本の雨」について考えてみた

呂厳   2017年5月20日(土) 15時30分

在日中国人カメラマンの呂厳が雨の赤塚公園を訪れ、「日本の雨」に対する思いをつづった。

在日中国人カメラマンの呂厳(リュー・イエン)が雨の赤塚公園(東京都板橋区)を訪れ、「日本の雨」に対する思いをつづった。

日本は雨の多さで知られる国だ。年間降雨量は世界平均の約2倍に達する。だからだろうか。日本は恐らく世界で一番、「雨」という言葉を好む国だ。日本語の中には雨について説明する言葉が数多く存在する。同じ「降雨」という現象でも、雨が降る季節や降り方などによって違う表現が用いられる。「しとしと」「ざあざあ」など雨に関する擬声語も豊富だ。ことわざの中にも「雨」に関連した言葉はよく登場する。

さらに、日本人は「せみ時雨」「虫時雨」「落葉の時雨」「木の葉時雨」「川音の時雨」など、雨とは直接関係ない物事にも雨降りの情景や音を重ね合わせ、趣のある言葉を生み出してきた。日本人の雨や自然に対する細やかな感覚を、このようなところからも実感することができる。(編集/野谷

●呂厳(リュー・イエン)

4人家族の長男として文化大革命終了直前の中国江蘇省に生まれる。大学卒業まで日本と全く縁のない生活を過ごす。23歳の時に急な事情で来日し、日本の大学院を出たあと、そのまま日本企業に就職。メインはコンサルティング業だが、さまざまな業者の中国事業展開のコーディネートも行っている。1年のうち半分は中国に滞在するほど、日本と中国を行き来している。興味は映画鑑賞。好きな日本映画は小津安二郎監督の『晩春』、今村昌平監督の『楢山節考』など。

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