有害濃霧と春節が重なったら?!花火・爆竹禁止がネットで議論に―中国

配信日時:2013年1月31日(木) 9時51分
有害濃霧と春節が重なったら?!花火・爆竹禁止がネットで議論に―中国
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30日、中国・北京市では最近、有害物質を含んだ濃霧が断続的に続き、消え去る気配がない。もうすぐ「春節」を迎えるが、有害濃霧と重なった場合、花火や爆竹は止めるべきなのだろうか?写真は山東省聊城市で爆竹や花火を販売する露店。
2013年1月30日、中国・北京市では最近、有害物質を含んだ濃霧が断続的に続き、消え去る気配がない。もうすぐ「春節」(旧正月、今年は2月10日)を迎えるが、有害濃霧と重なった場合、花火や爆竹は止めるべきなのだろうか?環境専門家は昨年の春節は花火や爆竹のために深刻な汚染が起きたことから、参考となる「花火打ち上げ指数」を発表することを提言している。複数のポータルサイトで今月29日、春節の爆竹に関する議論が始まり、春節中に花火の打ち上げを減らすか禁止することに多くのネットユーザーが賛成している。京華時報が伝えた。

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■環境専門家の提言

「指数」に従い爆竹を鳴らし、高汚染の大型花火の打ち上げは厳しく規制

環境専門家は花火の打ち上げについて、確かに汚染を規制する必要があるが、完全に禁止するのは良い選択ではないと指摘する。

「『花火打ち上げ指数』のようなサービスを提供することを提案する」。専門家の説明によると、例えば大気の拡散条件が良好な場合は「花火打ち上げ指数」を少し高める。一昨年の春節では拡散条件が非常に良く、こうした場合、どんなに打ち上げても汚染物質が高濃度まで蓄積されることはない。昨年のように拡散条件が良くない場合は、「花火打ち上げ指数」を下げるべきだ。現在のような汚染状況の場合は「花火打ち上げ指数」を大幅に下げるべきで、子どもたちが小型花火・爆竹で少し遊ぶことのみを許可し、大型花火の打ち上げは断じて認めない。

■民俗協会

有害濃霧が理由の全面禁止はできず 電子花火の打ち上げを支持

中国民俗協会の秘書長は、春節が有害濃霧と重なった場合に爆竹を鳴らすべきかというネット上の議論について、「反対する人について言えば、生活環境を自覚的に守る行動であり、支持し、奨励すべきだ。だが有害濃霧を理由に春節の爆竹を全面禁止することはできない。各個人の選択であるべきだ。別の角度から言えば、爆竹の音が少しも聞こえない春節はあまりにもつまらないが、みなが電子花火を打ち上げることは支持する。こうすれば環境汚染を避けられる」と述べた。

■医師の見解

有害濃霧時の爆竹は呼吸器系への影響を深刻化させる

武装警察北京総隊病院の呂輝(リュー・フイ)感染症科主任は「体の弱い高齢者、子ども、特に喘息患者は自己防衛を強化し、できるだけ外出を減らし、窓を開けないようにすべきだ。春節が有害濃霧と重なっても市民が花火を打ち上げたり、爆竹を燃やしたりした場合、大気汚染がさらに悪化するのは確実だ。人々の呼吸系への影響はなおさらに明らかで、喉の不快感、鼻炎や咳の悪化などの症状を引き起こす。このため市民は花火や爆竹を減らすか、さらに進んで止めるべきだ」と指摘した。

■ネット上の議論

「爆竹」議論の書き込みが半日で800万件近くに

新浪、捜狐など複数のポータルサイトでは今月29日、「春節の爆竹を減らす」ことに関する議論が始まった。春節に花火を打ち上げたり、爆竹を鳴らしたりすべきかどうかについてネットユーザーらが意見を発表。新浪微博(ミニブログ)では29日午後から同日夜8時(現地時間)までに800万件近い書き込みがあった。ネットユーザーの多くは春節期間に花火の打ち上げを減らす、または打ち上げないことに賛成し、自分や身の回りから始める姿勢を次々に示している。

捜狐微博でも同様の議論が始まった。捜狐の担当者は「今年の北京の大気汚染は憂慮すべきものだ。一方、年越しになればみんなが花火を打ち上げたり、爆竹を鳴らしたりして祝いたくなるのも避けられない。だがその度が過ぎて自分が病気になっては引き合わない。このため、微博トピックを通じて市民に春節を楽しく過ごすと同時に、大気汚染や身の回りの人々の健康にも注意し、できるだけ爆竹を減らし、もしくはやめる。またはピーク時を避けることで、北京の環境を一緒に守るように呼びかけている」と述べた。(提供/人民網日本語版・翻訳/NA・編集/内山
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