「中国漁民に最も人道的な対応をしているのは日本」=中国メディアが官製メディアと真逆の報道

Record China    2014年11月6日(木) 23時20分

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6日、中国メディア・網易は、中国版ツイッター・微博で、日本の小笠原諸島近海で中国漁船が赤サンゴの密漁を行っている問題で、「越境する中国漁民に最も人道的な対応をしているのは日本だ」とする記事を掲載した。資料写真。

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2014年11月6日、中国メディア・網易は、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で、日本の小笠原諸島近海で中国漁船が赤サンゴの密漁を行っている問題で、「越境する中国漁民に最も人道的な対応をしているのは日本だ」とする記事を発信した。

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中国共産党系の環球時報は6日、「日本は中国漁船に人道的な対応をすべきだ」とする社説を掲載したが、これとは対照的な内容だ。網易が掲載した記事は、近年、中国漁船の密漁により、ロシア、韓国、北朝鮮、フィリピン、ベトナムなどとも衝突が続いているとし、各国の対応を紹介している。

それによると、フィリピンは違法操業した中国漁船を没収し、船員らを投獄。駆逐政策をとるベトナムは、当局の管轄下にあるすべての船にはマシンガンなどの武器を搭載。韓国は中国漁船の取り調べ中に発砲し、船長の命を奪った。ロシアは漁船に直接砲撃。抵抗すれば船員に向けて発砲する。拘留時間も長く、食事や洋服も与えられない。北朝鮮は拿捕した漁船からすべてを奪い去り、船員にも危害を加えるのだという。

記事は、「これに対して日本は、中国漁船が搭載したGPSが日本の領海だと示していなかったことで無罪判決を下したり、漁業法違反の中国漁船の船長を400万円の担保金で保釈したりしている。そして今般、台風が接近する中で、日本の海上保安庁は巡視船を派遣し、密漁を行う中国漁船に対して台風警報を発した。国土交通大臣は台風が来ても上陸させないとは述べたが、港に停泊させないとは述べていない」などとし、「日本の対応が最も人道的である」と指摘している。

この報道に、中国のネットユーザーからは、「間違っていない」「事実そのもの。認めないといけない」「最も文明的で、人道的な国」「日本はアジアの光」「根こそぎ持って行ってしまう漁民には、しっかりと思い知らせてやらねばならん。国民は基本的に同情しない」「ロシアや北朝鮮の対応がいいと思う」といったコメントが並ぶ一方、「網易はクソメディアだ」「網易はこの報道の根拠を出せ。どうして他のメディアの報道を否定する?立場は真実よりも重要なのか?」「お前の親は日本人か?」といった批判や、「いろいろな見解が出ているけど、どっちが正しいか注目しよう」といった声も見られた。(翻訳・編集/TK)

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