台湾・台東県の新しいロゴが日本企業のロゴに酷似、パクリを疑われる―台湾メディア

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12日、台湾メディア・自由時報は、台湾・台東県が定めたロゴマークが、日本の上場建設会社のロゴマークに酷似しているとして物議を醸していることを報じた。

2025年11月12日、台湾メディア・自由時報は、台湾・台東県が定めたロゴマークが、日本の上場建設会社のロゴマークに酷似しているとして物議を醸していることを報じた。

記事によると、台東県は3年前に、それまで数十年使用し続けてきたコチョウランをイメージしたロゴマークを変更した。変更後のロゴマークは「東」の文字に使われている5本の横線(左右のはらい部分も含む)を用い、それぞれ道路、海岸線、稜線、地平線、そして外へと拡散する影響力を表現したものとなった。

同県会議員の陳宏宗(チェン・ホンゾン)氏は11日の県議会で、このロゴマークが日本の上場建設会社である高瀬建設のロゴマークに酷似しているのではないかとの疑問を呈した。陳氏は両者のロゴマークを並べた上で、5本線が用いられており、かつ最下部が「ハ」の字状であるという共通点を持ち、異なるのは色と、台東県のほうには最上部に丸い点が配されている点だけだと指摘したという。

陳氏は、「色を除けば両者の相似度は90%以上。高瀬建設の関係者が台東を訪れた時に、このロゴは一体どうやってできたのかと疑問に思うことだろう。同社には数十年の歴史がある一方、台東のロゴマークはたった3年しか使っていない」と同県を追及した。

なお、中時新聞網が12日に報じたところによると、陳氏の質問に対して同県の李吉崇(リー・ジーチョン)文化処長はロゴマークについて「デザインセンターが公開方式で選定したもの。デザイン段階で公共の参加があり、チームによる議論も重ねた結果」と説明。饒慶鈴(ラオ・チンリン)県長は二つのロゴマークについて「見たところ、決して似ていない」とコメントしたという。

同県の新しいロゴマークに対する市民の反応はまちまちのようで、「日本企業のものより100倍いい。線が力強い」という声もあれば「両者の相似度は50%」という意見もあったようだ。また「自分に芸術センスがないからなのか、台東県との関連性が見えない」「高級ホテルのロゴマークのようで、近寄りがたい感じがする」という冷ややかな感想さえ聞かれたと中時新聞網は伝えている。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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