6種類のニセ薬を承認した医療行政トップに死刑を執行―中国

2007年7月10日、新華社は元国家食品薬品監督管理局局長の鄭篠ユー（ジェン・シャオユー）死刑囚に同日午前死刑が執行されたことを伝えた。

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鄭は1997年から2006年にわたり、国家食品薬品監督管理局局長をはじめとする医薬品行政の要職を歴任。その地位を利用して製薬会社8社から649万元（約9700万円）を受け取っていた。01年からは賄賂の見返りとして薬品の認可に便宜を与えた。虚偽の数値を使って認可するなど手段は悪質で、この期間に6種類ものニセ薬を承認した。

中国の食品・医薬品に関する安全性に関心が高まる中、汚職官僚に厳罰を下すことで信頼回復を目指すと見られる。（翻訳・編集YO）