日本に対する評価、中台でなぜ違う?「台湾人にとって日本人はある意味恩人」―台湾学生

Record China    2014年10月11日(土) 6時19分

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10日、台湾メディア・中時電子報は「日本に対する中国・台湾の評価の違い」と題し、台湾の大学生がつづった中国本土学生との交流を紹介した。写真は明治神宮。

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2014年10月10日、台湾メディア・中時電子報は「日本に対する中国・台湾の評価の違い」と題し、台湾の大学生がつづった中国本土学生との交流を紹介した。以下はその概要。

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中国の学生と交流した際、ある男子学生は「なぜ中台で日本に対する評価が違うのか」と疑問を投げかけた。私は、身の回りの環境や立場によって評価が違っていると考える。日本の台湾統治時代、確かに日本人は台湾人を見下す傾向にあったが、地下の水道システムや西洋医学の普及により多くの台湾人の命を救ったことも事実だ。つまり、台湾人にとって日本人は恩人である一面も持っている。

一方、日本が多くの中国人の命を奪ったことや、人体実験といったむごい仕打ちは人びとの心に深く刻み込まれている。これだけ見ても中国人が日本を恨むのもうなずける。確かに歴史は忘れてはいけないが、恨みの中に生きることは非常につらいことだ。このように、状況や立場が違うため、台湾と中国の評価に差があっても不思議ではないと思う。

日本は依然として慰安婦問題などで強硬姿勢を見せており、怒りを覚えずにはいられないが、戦後に生まれた日本人に過去の罪を負わせるのは正しくない。戦争に参加した当時の日本人も、多くは国に操られた罪のない庶民が大多数だ。歴史を教訓とし、再び刃を交えないようにするべきと考える。そして、恨みを捨てることで、人類の文明はさらなる発展を遂げられると思う。(翻訳・編集/内山

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