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7日、中国のSNS・小紅書に「誕生日に日本で関西人に3000円をもらった」と題した投稿があり、反響を呼んでいる。
2025年6月7日、中国のSNS・小紅書(RED)に「誕生日に日本で関西人に3000円をもらった」と題した投稿があり、反響を呼んでいる。
投稿者の女性は、「ずっと前から計画していた20歳の誕生日旅行のために、1人で上海から出発して、大阪へと飛んだ。午前中は奈良でシカを見て、午後には大阪に戻り、大好きな二次元キャラクターの聖地巡礼で喫茶店に行く予定だった。でも、日本に到着して初めて、その店が午後5時に閉まることを知った。奈良にいる間、何度も時間を確認しながら焦り、途中で行くのを諦めようかとも思った。でもどうしても諦めきれず、スーツケースを引きずりながら電車で1時間かけて大阪に戻り、閉店40分前に何とか店にたどり着いた。店に入るなり、緊張しながら『まだ営業していますか?間に合いますか?』と尋ねると、店員さんは笑顔で『大丈夫ですよ〜』と答えてくれた」とつづった。
続けて、「キャラクターと同じプリンパフェを注文し、さらに自分の好きなミルクティーと北海道チーズケーキも頼んだ。店員さんは私のバッグに付いていたキャラクターのぬいぐるみに気付いて、漫画まで持ってきてくれて写真を撮らせてくれた。ケーキもパフェも本当においしくて、これで20歳の誕生日に何の悔いもないと思った。そこで感謝の気持ちを込めて、小さなメッセージカードを書いて渡した。会計の前にどこの国から来たのか尋ねられたので、中国と答えた。そして、思い切って先ほどのメッセージカードを手渡した。感謝の手紙を書くのはこれが初めてだった」とした。
その上で、「店員のお姉さんはメッセージカードを読んだ後、カウンターでプリンを作っていたおじいさんにも見せて『今日はこの子の誕生日なんですよ』と伝えてくれた。2人は何度も『お誕生日おめでとうございます』と声をかけてくれた。私はとてもうれしくて、『ありがとうございます。また来ます』と伝えて、スーツケースを引きながら店を出た。でも、数歩進んだところで、店の扉が再び開き、後ろから声をかけられた。振り返ると、さっきの店員のお姉さんが私を呼んでいた。彼女は手にクッキーと3000円を持っていて、まずクッキーを渡され『これはプレゼントです』と言われた。それからさらに3000円を差し出され『これもどうぞ』と言われた」と振り返った。
女性は、「最初は意味が分からず戸惑った。会計は1950円で、私は2000円を渡して50円のお釣りを受け取っていたから『もしかして間違えて3000円渡してたのかな』と思った。でも次の瞬間、店員さんがその3000円全部を私に渡して、笑顔で『また来てくださいね』と言ってくれた。食事代は1950円だったのに、帰る時には3000円をもらい、しかも、お釣りの50円も手元に残っていた」と説明した。
そして、「白膠木簓(ぬるでささら)という大阪弁を話すキャラクターが好きになって以来、大阪という街に好感を持つようになり、関西弁にも親しみを覚えるようになった。そして今回の出来事で、本当に大阪という街に心を奪われた。3000円とクッキーを手に、誕生日にこのお店に行けて本当に良かったと思いながら道を歩いた。大阪の人々は本当に優しい。私は二次元キャラクターをきっかけに大阪を好きになり、そのキャラクターがきっかけでこの喫茶店を訪れ、そして喫茶店にいたリアルな大阪の人たちによって、心からこの街を愛するようになった。私は必ずまた大阪に戻って、もう一度この店に行くつもり」と結んだ。なお、女性は店内の様子や注文したパフェとケーキ、キャラクターのぬいぐるみ、実際にもらったクッキーと3000円の写真を一緒に投稿している。
この投稿に、ネットユーザーからは「心がほっこりした」「本当に素敵」「あなた幸せだね」「誕生日おめでとう。ラッキーだね」「日本人ってそんなに友好的なんだね」「この世界に日本って2つあるのかしら?」「大阪の人って本当に情熱的で誠実だと思う」「日本では十数カ所に行ったけど、大阪が一番好き」「大阪の人が中国の東北の人たちと性格が似てるって言う人もいるよね」「私もこの前大阪で道に迷った時、道を教えてくれた上に、ちゃんとたどり着けるか心配して一緒に歩いてくれた」「日本人が自分から話しかけないのは相手に迷惑をかけたくないからで、こっちから声をかけたらすごく親切にしてくれるよ」といったコメントが寄せられている。(翻訳・編集/岩田)
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