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中国メディアの紅星新聞は5日、「3000台の自動車を積んだ貨物船が太平洋上で火事になった」と報じた。写真はアラスカの海。
中国メディアの紅星新聞は5日、「3000台の自動車を積んだ貨物船が太平洋上で火事になった」と報じた。
記事は、海外メディアの報道として、メキシコに向かってアラスカ沖を航行していた自動車運搬船「モーニング・ミダス号」で火災が発生し、同船を管理するゾディアック・マリタイム社が「3000台のうち800台が電気自動車(EV)だった」と明かしたことを伝えた。また、乗組員22人にけがはなく、船を放棄して退避したことも併せて報じている。
さらに、ゾディアック社の声明として、「最初に一層デッキから煙が出ているのが目撃された。乗組員はただちに船内の消火システムを起動し緊急対応に当たったが、制御できなかった」と説明。米沿岸警備隊が救援などに当たっていること、EVが関係する船上火災は消火が困難であることを伝えた。
なお、ロイターによると、同船はリベリア船籍で、5月26日に中国・山東省の煙台港を出発しており、最初に煙が上がったのはEVを積んだ甲板からだったということだが、紅星新聞の記事では「中国から出発した」「EVを積んだ甲板から煙が出た」などの記述は省かれている。また、中国のポータルサイト・騰訊網の同記事には「いいね」が2480件付いているのに対してコメントは「0件」となっており、コメント投稿に何らかの制限がかけられていることがうかがえる。
一方で、中国のSNS・微博(ウェイボー)では、一部のアカウントが「中国の煙台港から出発した」旨をはっきりと紹介しており、ネットユーザーからは「これって…」「もしかしてバッテリーが爆発?(汗)」「EVの自然発火じゃないよね?」「(発火した自動車は)新しい国家基準に適合していないようだ」「どこのメーカーなの?」といった声や、「陰謀だ」「誰かが故意にやった(放火した)と疑わざるを得ない」「100%米国人がやった」などと主張する声が上がっている。(翻訳・編集/北田)
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