台湾人女性が日本でのセクハラ被害を訴え、日本のネット民は怒りと励まし―台湾メディア

Record China    2025年6月4日(水) 22時0分

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台湾メディアのTVBS新聞網は3日、台湾人女性が日本でセクハラ被害に遭遇したことをXなどで明かし、日本のネット民からも怒りや励ましの声が上がっていると報じた。写真は東京。

台湾メディアのTVBS新聞網は3日、台湾人女性が日本でセクハラ被害に遭遇したことをX(旧ツイッター)などで明かし、日本のネット民からも怒りや励ましの声が上がっていると報じた。

記事によると、女性は今年4月、東京でアルバイト先の社長から勤務中に尻を触られるなどのセクハラ被害を受けたとして、その詳細ないきさつをXに投稿した。社長は「腰に触れて励ましただけ」と弁明し、目撃した同僚や監視カメラの映像などもなかったことから警察でも取り合えってもらえなかったという。

記事は、女性の投稿には日本のネットユーザーから多くの反応があり、「日本人全員がそんな人じゃないから」「すごく恥ずかしい」「迷惑をかけてごめんなさい」といった怒りや謝罪のコメントが寄せられ、女性本人も「たくさんのユーザーが集まって“いいね”を押してくれて、コメント欄でも『頑張って』と励ましてくれた」と感謝の思いを口にしたことを伝えている。

また、「日本のメディアでも報じられているように、日本の内閣府が3万6000人の若者を対象に行った調査では、10.5%が『痴漢の被害を受けたことがある』と回答している。そのうち、被害回数は1回が42.2%、2回が27.3%、3~5回が23.4%で11回以上の人もいる。しかし、実際は80%以上が警察に通報していない」と指摘。日本で痴漢被害に遭ったというベトナム人女性の話として、「後ろからお尻に温かい感触を感じた。誰かの手が触れているみたいで、恐怖で体が固まってしまった。人が多くて身動きも取れず、怖かった」と伝えた。

記事はさらに、台湾の簡大為(ジエン・ダーウェイ)弁護士が「セクハラは軽犯罪に分類されるため、海外で発生した場合、台湾の裁判所には管轄権がなく、台湾の法律を適用することはできない。現地の台湾窓口機関のウェブサイトでは、現地警察への同行や通訳などの支援を提供すると案内されているが、現地警察に届け出ても十分な結果が得られない場合は、当事者はさらなる不安にさいなまれることになる」と述べたことを併せて伝えている。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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