中国、全国統一大学入試を前に「AI予測」詐欺の取り締まりを強化―香港メディア

Record China    2025年6月5日(木) 5時0分

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香港メディアのサウスチャイナ・モーニング・ポストによると、中国当局は、全国統一の大学入試を狙った詐欺師、特に人工知能(AI)を使って問題を予測できると主張する詐欺師を厳しく取り締まると宣言した。

香港メディアのサウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)によると、中国当局は、全国統一の大学入試を狙った詐欺師、特に人工知能(AI)を使って問題を予測できると主張する詐欺師を厳しく取り締まると宣言した。

記事によると、中国教育部は5月30日、全国統一大学入試に関連する「違法で有害な情報」を調査し除去するためのキャンペーンを公安局などと共同で行うと発表した。

今年の全国統一大学入試は6月上旬に実施され、1330万人超が挑戦する。

しかし、競争が激しいことから、有利に立とうとしたり、不正行為をしようとしたりする誘惑は常に存在し、そこから利益を得ようとする者も少なくない。

当局の発表によると、試験問題の作成に関わった人物から「極秘」情報を得たと主張したり、大規模なAIモデルを使って問題を予測したりするSNSアカウントや業者が存在する。そうした情報はトラフィックを増やすために誇張され、受験者や保護者に高額な模擬試験問題や参考資料を購入させようとしていた。

当局は、試験前の問題の漏えいや、いわゆる「模範解答」の販売、組織的な不正行為、入学詐欺などに関する違法で有害な情報を取り締まるとも述べた。

国営中央テレビ(CCTV)は先ごろ、「AI予測」をうたった模擬試験問題が通常のものの10倍の値段で飛ぶように売れていると報じた。

SCMPがいくつかの大手AIプラットフォームに「2025年の全国統一大学入試の数学の問題を予測してほしい」と依頼したところ、どのプラットフォームも、問題が「国家機密」であるため予測できないと回答した。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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