拡大
中国のインフルエンサーの女性「川川的一畝田」さんが29日、小紅書(RED)の自身のアカウントに「なぜ日本旅行に行くのが好きなのか」との動画を投稿した。
中国のインフルエンサーの女性「川川的一畝田」さんが29日、小紅書(RED)の自身のアカウントに「なぜ日本旅行に行くのが好きなのか」との動画を投稿した。
「川川的一畝田」さんは、「私は日本がとても好き。30以上の国を旅行して、一部の国は行った後に『こんなものか』と思い、また一部の国は想像と大差なかった。ごくわずかな国だけ『わっ、どうしてもっと早く来なかったんだろう』と思った。日本は私にとても大きなサプライズをもたらしてくれた場所だ」と語った。
そして、「ご存じの通りの原因(歴史問題など)から、私はこれまで日本旅行の計画を立ててこなかった。今年3月の東京マラソンに参加していなければ、いつ日本に行くことになったかは分からない。でも、行った後は非常に感慨深かった。今朝も、『来月頭にもう一度行こうかしら』と思ったばかり」とした。
その上で、「ベルリンやロンドン、メルボルン、イスタンブール、チェンマイが好きなのと同じように、現地(日本)の異国情緒が好き。特に建築物や食べ物がもたらしてくれる心躍るような感覚が好き。日本が好きなことは、私が祖国を愛していることに何ら影響を及ぼさない」と話した。
また、「私が日本が好きになってから、実は日本好きの人は結構多いことが分かった」とし、「3月に東京に行った時に、日本で生活して10年以上になる学生さんが車で迎えに来てくれた。彼女に『東京は好き?』と聞いたら、一切の迷いもなく『大好きです』と答えた。自分が行った中で一番暮らしやすい都市だって言っていた。多くの場合、こういう質問をされたら少し考えたり、好きでも良くない場所をいくつか挙げたりするもの。いずれにせよ、好きと言っても点数的には60~80点。でも、中国の友人の間では、日本に行ったことのある人は老若男女問わず答えは一緒で、『(日本が)好き』というものだ」と説明した。
その上で、「日本で長期間生活している中国人は100万人に上っている。日本の面積は私の故郷である雲南省よりも狭い。でも、なぜこれほど多くの人が日本を好きなのか。なぜこれほど多くの人が、一度行ったら帰りたくなくなるのか。私にとって、日本が好きな主な理由は安全だ。治安面での安全、食品衛生面での安全。街を歩いていても、欧州の都市のようにスマホやかばんがひったくられるのを心配する必要はないし、夜に出歩いても危険だとは一切感じない」と語った。
また、二つ目の理由には「環境」を挙げ、「東京のような大都市にしても、京都のようなお寺が立ち並ぶ街にしても、建築物や自然から伝わってくる静かさや簡素さ、わびさび、素朴さに美しさを感じる」と言及。三つ目には「食べ物」を挙げ、「スーパーの食品にしても、飲食店の料理にしても、必ず栄養面での取り合わせがよく考えられていて、薄味で、盛り付けが精緻で、健康的だ。どんな店に入ってもこだわりと新鮮さを感じられる。さらに言えば新幹線の弁当(駅弁)までとてもおいしい」と語った。
四つ目には「秩序」を挙げ、「人々はどこであっても列に並ぶ。私は本当にこういう秩序が大好き!」と声を弾ませ、「適当に駐車したり、適当に物が置かれていたりすることが全くなく、バイクが突然飛び出してきたり、クラクションを鳴らしまくることもない。私は言葉が分からないのでタクシーに乗る時は翻訳アプリを使う。たまに交差点で乗ることもあって申し訳ないなと感じるけど、後ろからクラクションを鳴らされたことは一度もない。(後続車は)みんな静かに待ってくれている」と紹介。「電車の中では小学生も大人も静かにしていて、大声で話をしたり、スマホで音楽を鳴らしたりして他人の迷惑になる行動をする人は誰もいない。この点は本当に大好き」と強調した。
五つ目には「サービス」を挙げ、「ハイブランドの店から道路沿いの小さな店まで、店員さんは心から親切に、優しく接してくれて、本当に心地いい。商品を買わないで出るのが申し訳なくなるほど。ある時は、買った商品を入り口まで持ってきて渡してくれて、お辞儀をして見送ってくれた」と振り返ったほか、「どんなに小さい物を買っても、それを芸術品のように包装してくれる」とも語った。
六つ目には「便利さ」を挙げ、「全国の至るところにコンビニがあり、クレジットカードや微信支付(ウィーチャットペイ)に対応しているところも多い。現金を引き出すこともできるし、おいしい弁当やおにぎりを買うこともできる。それ以外に交通の面でも、(東京は)13の地下鉄路線が都市の隅々、本当に隅々まで網羅している」と説明。七つ目に「節度や境界感」を挙げ、「相手のプライバシーに踏み込みすぎず、軽々に他人の邪魔をしない。自分をしっかりと管理して、他人に迷惑をかけないという(日本人の)国民の基本的な素養が大好きで、これは私たちが学ばなければならないところ」と言及した。
八つ目には「調和」を挙げ、「日本では包容や個人への尊重を感じる。『あなたは観光客。そう感じるの彼ら(日本人)が(善人を)装っているからだ』と言う人もいるかもしれないが、私に言わせればそのように装えるだけでも尊敬に値する」と評した。
九つ目には「私が最も最も最も最も最も最も好きなもの」として「清潔さ」を挙げ、「日本の公衆トイレには必ずトイレットペーパーや温水洗浄機能が付いているし、音楽で(排便の)気まずさを回避してくれる機能もある。この点は、中国で一番発展している上海でもできていない。日本のトイレでは本当に、不快な経験をしたことが一度もない」としたほか、飲食店の料理人が常に清潔な白衣を着ていること、宿泊施設はレベルを問わずどこも塵一つ落ちていないことも紹介した。
そして最後に、「学校帰りの高校生のグループに道を聞いた時、数人の男の子が被っていた帽子を取って真剣に答えてくれた。その瞬間、日本を好きになった」「カフェで本を読んでいた時、2人の子どもが近くでちょっと騒いでいた。実際、私にほとんど迷惑はかかっていなかったけど、それでもその子のママは帰り際にやって来て謝ってくれた。その瞬間、日本を好きになった」「朝5時にタクシーを予約したら、山の上の民宿だったのに運転手は4時50分には来ていて、私が出ていくと寒い中お辞儀をして迎えてくれた。その瞬間、日本を好きになった」「夜9時半ごろ、居酒屋を出たら店主とおかみさんが小雪がちらつく中、外まで出てきて、お辞儀をして見送ってくれた。その瞬間、日本を好きになった」と体験談を紹介し、「気まずい思いはするけど、私たちは多くのことをこの国に学ばないといけないと思う」と結んだ。(翻訳・編集/北田)
日本僑報社
2015/4/13
Record China
2014/1/29
Record China
2016/5/26
Record China
2025/5/6
Record China
2025/1/31
Record China
2025/2/15
この記事のコメントを見る