経済復興の最後の切り札?「ウーマノミクス」は日本を救えるか―中国メディア

配信日時:2014年9月20日(土) 5時33分
経済復興の最後の切り札?「ウーマノミクス」は日本を救えるか―中国メディア
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18日、日本の女性は良い時代に生まれたと言える。日本人女性はこれまで、可憐で繊細ながら、心は強いことから「やまとなでしこ」と呼ばれてきた。しかし、現在は、家事をする主婦の立場に別れを告げ、さらに多くの人生の可能性を求めるようになっている。資料写真。
2014年9月18日、日本の女性は良い時代に生まれたと言える。日本人女性はこれまで、可憐で繊細ながら、心は強いことから「やまとなでしこ」と呼ばれてきた。しかし、現在は、家事をする主婦の立場に別れを告げ、さらに多くの人生の可能性を求めるようになっている。職場に復帰し、会社の受付で働くにとどまらずに重要ポストに就いたり、スーツ姿に別れを告げて、自分で起業したりする女性が増加しているのだ。アベノミクスに暗雲が垂れこんでいる現在、安倍首相は「日本には貴重な力が眠っている。女性が十分に活躍できていない」と何度も強調している。今月12日に東京都内で開かれた官民主催の「女性が輝く社会に向けた国際シンポジウム」で、安倍首相は、重要な政策として「ウーマノミクス」を打ち出し、「女性が輝く社会を構築している」ことを強調。日本には明るい未来があることを世界に訴えた。

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▼経済復興の最後の切り札

女性の力を引き出すという、保守的な安倍首相の「決意」は、9月に発足した新内閣の顔ぶれからも垣間見える。日本のメディアが掲載している写真を見ると、黒い燕尾服を着た安倍首相が中央に立ち、その両横と後ろには、華やかなドレスや着物を着た女性の閣僚が5人いる。安倍首相は、「新内閣の女性閣僚が女性の視点をもたらし、さわやかな改革の風が吹くことを望んでいる」としている。

女性労働力を重視することは、日本経済復興の最後の切り札と見られている。安倍首相が打ち出す「ウーマノミクス」には、▽社会の指導的地位に占める女性の割合を2020年までに「少なくも30%程度」とする▽大手企業などに女性役員の人数を有価証券報告書に開示するよう義務付ける▽2017年度末までに、40万人分の保育の受け皿を整備し、待機児童ゼロを目指すことで、女性が働きやすい環境を整えるなどがある。

▼足かせとなる伝統的文化制度

しかし、世界最大の投資銀行・ゴールドマン・サックスなどは、「女性の能力を十分に発揮させるために、日本は、伝統的な男性、女性の位置づけや男性主導の文化、至る所で見られる制度の障害を変化させる、抜本的な改革が必要」との見方を示している。

あるIT企業で10年間働いた後辞めた女性は、米ニュース専門放送局・CNNの取材に対して、「女性の進歩と努力がいつも報われない。一人目の子供を産んだ後、会社は私の給料を新入社員のレベルにまで下げた」と語った。CNNは報道で、「日本は1986年から男女雇用機会均等法を施行しているが、日本の女性の職場での立場は少し変わったにすぎない。2012年の世界経済フォーラム(WEF)で発表された、世界各国の男女平等の度合いを指数化した「ジェンダー・ギャップ指数」は、社会や文化の面で、日本は男尊女卑が根深いと指摘し、日本の順位は調査対象135カ国のうち101 位だった。

これらが足かせとなり、「ウーマノミクス」が日本の未来を救うのは決して容易でないだろう。安倍首相は「女性の昇進を阻むガラスの天井を壊す。それを可能に するための構造を用意する」としているが、英紙「フィナンシャル・タイムズ」は、「『ガラスの天井』はコンクリートのごとく強固で、『構造』は折り紙のようにもろい」と指摘している。(提供/人民網日本語版・翻訳/人民網・編集/武藤)
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