2024年4月9日、第一財経は、米電気自動車（EV）大手テスラのイーロン・マスクCEOが、中国の自動車企業について「最も競争力がある」と改めて発言したことを報じた。

記事は、マスク氏が8日、自身の経営するX（旧ツイッター）のライブインタビューで中国の自動車企業について「偉大な自動車を造っていて、彼らは非常に努力している」と述べ、世界で最も競争力がありテスラにとって最も厳しい壁になるとの見方を示したことを伝えた。

その上で、マスク氏が今年1月に行われたテスラの財務報告電話会議においても「中国の自動車会社は世界で最も競争力のある自動車会社だ」と語り、貿易障壁がなければ世界の大多数のライバルを打ち負かすだろうと発言していたことを紹介した。

また、マスク氏が今回のインタビューの中で汎用人工知能（AGI）の発展プロセスについても触れ「もしAGIを最も聡明な人類よりもさらに聡明なものと定義するならば、私はそれが来年のうちに、つまり2年以内に実現すると考えている」と語ったことも併せて伝えている。

マスク氏の発言について、中国のネットユーザーは「問題ないよ。テスラもそのうち中国企業に変わるから」「以前はマスク氏もBYDは眼中になくて、トヨタを警戒してたな」「マスク氏は火星に移住したがってる。小さな地球で中国企業と争うなんて小さいことにこだわる必要はないのでは？」「自動車会社のリーダーは相変わらず謙虚だな」「君たちのボスは、ライバルに『生産過剰』という新たなレッテルをつくりあげた。君たちが中国企業にかなわなくなった時、ボスがきっと守ってくれるだろうよ」といった感想を残している。（翻訳・編集/川尻）