Record China 2024年4月8日(月) 19時0分
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中国メディアの環球時報は8日、中国の清明節連休の映画市場の総興行収入が、同期間としては過去最高を記録したことについて、トップ3を占めた「輸入作品」の貢献があったためとの見方を示した。
記事によると、今年の清明節(4月4~6日)の映画興行収入は8億4100万元(約176億円)となり、2021年の8億2200万元(約172億円)を抜いて過去最高となった。
記事は、今年の連休に合わせて10本余りの作品が公開されたが、このうちトップ3を獲得したのは「君たちはどう生きるか」「ゴジラ×コング 新たなる帝国」「カンフー・パンダ4」だったと説明。特にスタジオジブリの宮崎駿監督作品「君たちはどう生きるか」の同期間の興行収入は3億9000万元(約82億円)と群を抜いており、興行収入記録に大きく貢献したことを伝えた。
また、同作について「多くの中国の映画ファンが半年間待ち望み、『宮崎駿最後の作品』という感傷的な思いを抱いていた」と指摘。7日午後の時点ですでに累計興行収入が5億1000万元(約107億円)を上回っているとしたほか、昨年大ヒットした新海誠監督の「すずめの戸締まり」を抜いて中国における日本映画の歴代興行収入記録を樹立する可能性もあると報じている。
一方で、中国の大手レビューサイト「豆瓣(douban)」での同作の評価は7.7点(10点満点)にとどまり、「天空の城ラピュタ」(9.2点)、「風の谷のナウシカ」(8.9点)、「となりのトトロ」(9.2点)、「もののけ姫」(8.9点)、「千と千尋の神隠し」(9.4点)、「ハウルの動く城」(9.1点)、「崖の上のポニョ」(8.6点)、「風立ちぬ」(8.2点)などを下回ったことに言及した。
そして、その背景として「『君たちはどう生きるか』は宮崎監督の集大成だが、ストーリーが難解でジブリ作品をよく理解していないと読み解くのが難しい。このことがハードルを高めているが、読み解く余地があるという意味で楽しみも増えている。これは巨匠がみんなに残した試験問題だろう」とのネットユーザーのコメントを紹介した。(翻訳・編集/北田)
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