2022年10月27日、韓国・ニュース1によると、尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領と韓東勲（ハン・ドンフン）法相が大手法律事務所「キム＆チャン」の弁護士30人と酒席を共にしたという疑惑について、最大野党「共に民主党」が「国民の生活を顧みず、明け方まで宴会を行うのは主体思想派ではないか」と批判し、尹大統領と韓法相に対し「後ろめたいことがないのなら、当日の行動を全て国民に公開せよ」と求めた。

記事によると、「共に民主党」の金星煥（キム・ソンファン）政策委議長は同日の政策調整会議で「続々と証拠が出てきているが、それらが事実なら今回のことは第2の国政介入事件にあたるとんでもない事件だ」として上記のように述べた。

金議長はまた「大統領と法相が、元徴用工訴訟で日本側の弁護人を担当する当事者と宴会を行ったことは非常に重大なこと」とし、「この部分についてさらに詳しく事実関係を確認しなければならない」「大統領は先日も近所の居酒屋で明け方まで酒を飲み、国民を不安にさせた」などと指摘したという。

「共に民主党」の金宜謙（キム・ウィギョム）議員は24日、国会の法制司法委員会の総合監査で、韓法相が7月19～20日に尹大統領、法務法人「キム＆チャン」の弁護士30人とソウル市内の高級店で深夜に宴会を行ったと主張していた。

これを受け、韓国のネット上では「周囲の監視カメラを徹底的に調査して事実を明らかにしなければならない」「証拠があるなら、スマホを押収して位置追跡調査をするべき」「朴槿恵（パク・クネ）元大統領より深刻だ。当然、尹大統領を弾劾する」など懸念が高まっている。

一方で「共に民主党は最初の国政介入事件で味を占めたようだ」「共に民主党がうそをついていた場合、政界から追放すべき。与野党はそうやって争うのではなく、力を合わせて国民の生活を守るべき」「確かな証拠もないのに騒ぎ立てる意図は？これだから共に民主党は支持できないんだ」などと疑う声も多数寄せられている。（翻訳・編集/堂本）