中国の若者の間で「脱力系旅行」がブームに―中国メディア

人民網日本語版    2022年10月3日(月) 9時30分

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「計画を立てず、周囲に乗せられない」という「脱力系旅行」が、中国で若い観光客の連休中の第一の選択肢になっている。写真は青海湖。

「計画を立てず、周囲に乗せられない」という「脱力系旅行」が、若い観光客の連休中の第一の選択肢になっている。全国の交通網が発達するにつれて、一部の観光資源や環境が優れているが知名度の低い旅行先が消費者から注目を集め、「ニッチな旅行」がブームになっている。このようなコストパフォーマンスの高い旅行は特に若者から好まれている。

旅行サイト「Qunar.com」が22日に発表したデータによると、同プラットフォームの22日現在の全国「ニッチな都市」のホテル予約宿泊数は前年同期比3割増、2020年同期比7割増、コロナ発生前の19年比2割増になっている。うち高級ホテルの予約宿泊数が21年同期比4割増、20年比5割増、19年比3割増と大幅に増加している。

全国的に見ると、今年のニッチな旅行先は海南省、新疆ウイグル自治区、陝西省、青海省、チベット自治区、湖北省、湖南省、貴州省、甘粛省、遼寧省などの地域に集中している。人気旅行先を除けば、七仙嶺、太白山、阿西里西大草原、指南村、丙中洛景勝地などのニッチな観光地も徐々に注目を集めている。

「Qunar.com」の黄小傑(ホアン・シャオジエ)CMO(最高マーケティング責任者)は、「長距離旅行には現在も多くの不確実要素がある。ニッチな旅行はすでに若者層の旅行のブームになっている。国慶節連休中にニッチな観光地が新たな観光客のピークを迎える可能性がある」と述べた。

黄氏は、「現在の観光市場の消費の中心になっているのはZ世代の若者だ。彼らは単に行ってみるだけの旅行をするわけではない。ニッチな旅行先や都市は、高速鉄道、航空機、5つ星ホテルなどのインフラが比較的整備されており、価格も安い。これは低コスト・高価値を志向する若者の旅行の傾向に合致している」と説明した。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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