台湾の蔡英文（ツァイ・インウェン）総統は11日夜、ツイッターで安倍晋三元首相に改めて感謝の言葉をつづった。

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安倍氏は8日、奈良県での街頭演説中に銃撃され死亡した。蔡氏は「台日関係の発展のために尽くした安倍晋三元首相の貢献に感謝します」とした上で、「安倍元首相がかつてピアノで弾いた東日本大震災の復興支援曲『花は咲く』が、困難に立ち向かい、支え合って生きていこうとする気持ちを描いているように、台湾と日本も努力を続け、もっと多くの花を咲かせていきたいと願っています」と決意をつづった。

このツイートに、台湾人とみられるユーザーからは「安倍元首相が台湾のために払ってくれた努力に感謝します。どうか安らかに」「安倍さん、さようなら。台湾への長年の友好に感謝します」「安倍さん、どうぞ美しい天国に行かれてください。台湾への愛をありがとうございました。日本と台湾は一緒に、勇気を持って前に進みます」といった声が寄せられたほか、「私は（中国）大陸人だけど、蔡総統は正しいと思います。世界平和、人々が苦しまないこと、自由を願います。法治、民主はこの世界で永遠です！リンカーンのゲティスバーグ演説の意義をみんなに理解してもらいたいです」とのコメントも寄せられた。

また、日本人とみられるユーザーからは「ありがとうございます！日台友好！」「本当に本当にありがとうございます。副総裁様が来られているのを知りました。台湾の皆様いつもいつも寄り添ってくださり感謝しかありません」「蔡総統はじめ、台湾の方々が日本の元首相のために祈ってくださり、本当に温かい気持ちになりました」「蔡英文総統、お気持ちのこもった本当に温かいお言葉を頂き感謝致します。いつも日本を思ってくださる台湾の方々と日本国民はもっともっと近い存在になれればと思います」など、蔡氏への感謝のコメントが書き込まれている。

蔡氏はこれまでにも、「安倍晋三元首相のご逝去の報に接し、言葉にならないほどのショックを受けています。台湾国民も深い悲しみの中にいます」「安倍先生は生前、台湾に実に多くのご支援とご配慮をくださいました。私たちはこのことを決して忘れません。先生は天国でもきっと、インド太平洋地域の民主主義を見守ってくださると信じています。心からのご冥福をお祈りします」など、安倍氏への哀悼の言葉をつぶやいていた。（翻訳・編集/北田）