世界貿易機関（WTO）第12回閣僚級会議（MC12）が12日から15日にかけて、スイスのジュネーブで開催されます。商務部の束カク婷報道官（「カク」は王へんに「玉」）は9日の定例記者会見で、「各メンバー国は現在、新型コロナウイルスワクチンについての知的財産権保護義務の免除、感染症対策、漁業補助金、農業、食糧の安全保障などの議題をめぐり集中的に協議している。（閣僚級）会議ではWTOの今後の活動の重点などの内容について議論する」と述べました。

束報道官はまた「ここ数年来、経済のグローバル化は逆流に見舞われ、一国主義と保護主義が台頭した。紛争解決制度における上級委員会が停止状態になり、WTOの権威と有効性は深刻な脅威に直面している。同時に、全世界における感染症の厳しい状況もWTOの活動にとって試練になっている。各国はWTOが迅速に正常な運営を再開し、ルール制定により時代とともに進展することを切に望んでいる」と述べました。（提供/CRI）