2022年5月27日、韓国・ニュース1によると、北朝鮮が弾道ミサイルを発射した翌日の13日に尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領が自宅近くの店で飲酒をしていたとの疑惑が報じられたことと関連し、最大野党「共に民主党」が当日の大統領の動静を公開するよう大統領室に要求した。

「共に民主党」は大統領室に対し、尹大統領が13日午後にどこで何をしていたか、明らかにするよう求めていた。これに対し大統領室は27日、「過去の大統領に比べると、非常に透明に活動している。日程は大部分を公開しており、その他の個人的な日程などはいちいち説明できる事項ではない」と応えたという。

これを受け、「共に民主党」中央選挙対策委員会のオ・ヨンファン報道官は「（大統領室の釈明は）肯定も否定もしない、おかしな答弁」「事実上、尹大統領の飲酒を認めたものと受け止めざるをえない」と指摘した。また、「北朝鮮がミサイルを発射した12日、大統領室は大統領不在の安保状況会議を行なっていた。尹大統領はミサイル発射の翌日に自宅近くの飲食店で写真を撮られている」「それだけで安保を強調してきた大統領の姿とはかけ離れている」と批判した。さらに、今回の問題は「『非常に透明に活動』という曖昧な表現でお茶を濁していいことではない」「全ての日程を公開しろというのではなく、疑惑の当日の動静を明かせばすぐに終わる話」だと強く述べたという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「北朝鮮が挑発してきてるのに、安保をほっぽらかして酒を飲んでるなんて」「一国の首長として、あってはならないことだ」「酒を飲みたいなら時と場合を考えないと」「軍統帥権者である大統領は、常に正しい判断ができる精神状態を維持しなければならない。だから権力と、一般人には想像もつかない恵沢を手にすることができるんだ」「大統領も酒を飲むことはあるだろう。問題はそこではない。尹大統領は選挙当時、公約として『強力な対北朝鮮政策』を掲げ、国民に支持された。なのに、ミサイルが発射されても対策会議に出るどころか酒を飲み、翌日は調子の悪そうな顔で執務室に現れ、補佐官たちに心配されたという。国民が動静の公開を望むのは当然のことでは？」など、批判の声が殺到している。

一方で「ちょっと酒を飲むことくらいあるでしょ。うるさいな」「大統領が勤務してたって何か変わるものでもないだろう」など擁護の声も見られたが、これに対しても「そんなに飲みたければ大統領にならなければいい」「問題はミサイル発射の日ってことだ」などの反論が上がっていた。（翻訳・編集/麻江）

尹 ‘동선 공개’ 요구에 대통령실 “이전과 비교하면 굉장히 투명하게 활동” https://t.co/UlA3YbYaWd

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— 고발뉴스/GO발뉴스 (@GObalnews) May 27, 2022