韓国新大統領就任前日から米韓合同訓練、北朝鮮が恐れるF-35Aも参加=ネット「これが国」

Record Korea    2022年5月10日(火) 10時20分

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9日、韓国・中央日報は「尹錫悦大統領の就任式を翌日に控えた9日、米韓空軍による空中合同訓練が始まった」と伝えた。写真はF-35A。

2022年5月9日、韓国・中央日報は「尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の就任式を翌日に控えた9日、米韓空軍による空中合同訓練が始まった」と伝えた。

記事によると、訓練は2週間実施され、「北朝鮮が恐れる」F-35A戦闘機も参加するという。F-35Aは有事の際に北朝鮮の防空網を突破し、核施設などの軍事施設、平壌(ピョンヤン)の首脳部を打撃できるステルス機能を持つ米国製の最新鋭戦闘機。記事は「朝鮮半島内の米韓連合資産のうち最も強力な兵器が投入されるということ」だと強調している。軍内外から「尹政権の発足により当面は南北間の対立局面となることが予想される中、北朝鮮の挑発をいつでも懲らしめることができるという警告のメッセージ」だとの声も上がっているという。

同訓練は毎年、この時期に実施しているもので、大統領就任式と日程が重なることについて、軍当局は「かなり前から計画されていたもので、無関係だ」としている。ただ、5年に一度の大統領就任式は既に日程が確定しているものであり、全て承知の上で計画を組んだのではという見方もあるという。

韓国空軍は今回の訓練にF-35A、F-15K戦闘機、E-737早期警戒管制機(Peace Eye)などを投入する。米国空軍からはF-16戦闘機などが参加する。ただ、軍当局はF-35Aの参加について口を閉ざしているという。

昨年、北朝鮮工作員の指令を受けてた活動家らがF-35A導入反対デモを行なった事件もあり、北朝鮮はF-35Aに敏感に反応している。今年1月にF-35Aの引き渡しが完了し40機体制が整うと、北朝鮮メディアは「わが共和国を狙ったもので、朝鮮半島の平和と安全を脅かす、新たな危険極まりない軍事的妄動」だと強く非難したという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「文在寅(ムン・ジェイン)政権は今日でおしまい。やっと国が国らしくなる」「金正恩(キム・ジョンウン)の子分、文在寅大統領は去った」「この5年間もどかしい思いをしていたが、これが国というものだよ」「やっと国が正常になるという感じだね。これまで口先だけで平和を唱えた結果が、南北連絡事務所の爆破、ミサイル発射、核実験の脅威だ」「大統領執務室の移転で安保の空白が生じるところだったが、これで北朝鮮はビビるだろうな」「強い力だけが平和を維持できる」「これからの外交、国防に期待」「実に頼もしい」など、新政権に期待を寄せる声が殺到している。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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