中国の「最も謎に包まれているミサイル」、YJ-21が初めて姿現す―米華字メディア

Record China    2022年4月25日(月) 20時20分

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24日、米華字メディア・多維新聞は「中国で最も謎に包まれているミサイル」と言われるYJ-21極超音速対艦ミサイルが初めて姿を見せたと報じた。

2022年4月24日、米華字メディア・多維新聞は「中国で最も謎に包まれているミサイル」と言われるYJ-21極超音速対艦ミサイルが初めて姿を見せたと報じた。

記事は「4月23日の中国海軍記念日を前に、YJ-21極超音速ミサイルが初めて公開された」とし、インドや米国のメディアが20日から21日にかけて「解放軍の武器庫の中で特に致命的なダメージを与えると言われるYJ-21はこれまで神秘のベールに包まれてきたが、近頃中国海軍が055型駆逐艦からこのミサイルを発射する初めての映像を公開したと報じたことを伝えた。

また、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストの報道として、YJ-21が艦艇、戦闘機に搭載可能で、射程距離が1000〜1500キロと推定されており、空母打撃群を攻撃可能であると説明。米メディアの報道として、艦船だけでなく陸上の目標も攻撃できると紹介した。

さらに、中国の海軍専門家である李傑(リー・ジエ)氏が「055型駆逐艦とYJ-21の組み合せは、米国のアジア太平洋地域のおける海上覇権獲得を防ぐためのもの」と分析し、中国のシンクタンク・遠望智庫の周晨明(ジョウ・チェンミン)研究員が「ミサイルの試射動画を公開するというのは前代未聞であり、中国軍が地域への介入阻止に向けたさまざまな選択肢を持っていることを米国や台湾に示し、警告する狙いがある」と解説したことを伝えている。

記事は、中国空軍がすでにH-6N戦略爆撃機に空中発射型のYJ-21を配備しており、陸上のDF-21対艦弾道ミサイル、今回の055型駆逐艦から発射したYJ-21により、中国は米国による地域介入阻止を目的とした「陸海空三位一体」の作戦能力を備えるに至ったとする西側メディアの報道を併せて伝えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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