ロックダウンの中国・上海は「防疫文化大革命」と韓国紙、「紅衛兵に代わり白衛兵」とも

Record Korea    2022年4月23日(土) 15時20分

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新型コロナの感染拡大でロックダウンが続く中国・上海市の現状を韓国紙は「防疫文化大革命」と評し、「市民は白い防疫服を着た警察と保安要員を紅衛兵に例え白衛兵と批判」と報じた。ロックダウンされた上海の住宅地

新型コロナ感染症の拡大で都市封鎖(ロックダウン)が続く中国最大の経済都市・上海市。その現状を韓国紙は「防疫文化大革命」と評し、「上海市民は白い防疫服を着た警察と保安要員の強圧的態度を文革時の紅衛兵に例えて“白衛兵”と批判」とも報じた。

新型コロナをめぐり、ハンギョレ新聞は論説委員名のコラムで「中国はどうしてこうなったのだろうか」との疑問を提示。「2020年4月8日、新型コロナの発源地である武漢の封鎖が終わった後、中国政府は『躍動的ゼロコロナ(動態清零)』政策を発表した。鎖国に近い国境統制と感染者が1人でも発見されれば周辺地域を完全に封鎖して感染源を遮断する方式だ」と説明した。

続いて「ゼロコロナには他国では模倣しがたい二つの要素があった」と言及。「習近平国家主席の時代に入り、中国当局は末端の行政組織である社区の住民統制機能を大幅に強化し、ビッグデータと人工知能技術を活用して精巧な監視システムを構築した。歴史上類のない強力なこの社会統制システムが超強力な防疫を可能にした」と述べた。

ゼロコロナの背景としては「習主席は防疫人民戦争の勝利を自身の主要な業績として宣言し、コロナ防疫は保健の問題ではなく統治の問題になった」と論評。「ゼロコロナは『中国の一党統治が西側の民主より優る』という指標として、習主席と共産党の権力・社会統制・攻勢的対外政策を支えている」「『ウィズコロナ』への転換を提案した防疫専門家たちは荒々しい批判にさらされ、自己批判を免れなかった」とした。

一方で「上海の市民たちは沈黙を拒否する」とも報道。「当局が『上海の累積オミクロン感染者は32万人を超えたが、死亡者は10人』と発表した反面、市民は『オミクロンではなく封鎖のために人が死んでいる』とし、今までに120人を超える死亡者名簿を集めネット上に記録した」と伝えた。

さらに「上海の著名な演出家である胡雪楊氏は14日、『春の日は君にこんなに深い愛なのに』という文で『変異ウイルス文化大革命』が広がっていると嘆いた」と紹介。胡氏は「政府が権力を乱用し、党と人民の対立を起こし、矛盾に満ちて科学的根拠に乏しい低級な政策が実行され、経済は下り坂を歩み、民生は耐えがたく(…) 運動式にことを処理し、質問と反対の声は掃き捨てた」などと当局の対応を批判したという。

その上でコラムは「最高指導者の長期執権のために『中国式防疫が最高』との勝利宣言から退けないという権力の論理が中国人を“防疫文化大革命”の渦に追い込んでいる」と指摘。「上海市民の声が変化の隙間をつくれるだろうか」と結んだ。(編集/日向)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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