4月になってからのコロナ感染者が累計11万人超、対策に追われる市当局―上海

Record China    2022年4月9日(土) 14時30分

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上海市では3月1日から現在までの新型コロナウイルス感染者が15万人を突破した。特に4月7日と8日は1日当たり2万人を超えた。写真は、無症状者や軽症者を収容する「方舟病院」の設営風景。

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上海市では新型コロナウイルスの感染確認が、3月1日から4月8日までの累計で15万人を突破した。特に4月1-8日では累計11万4454人、さらに4月7日は2万1222人、8日は2万3624人と、感染者の増加が加速している(いずれも上海外部から上海への到着時に感染が判明した事例を除く)。市当局は感染者の隔離施設を増設するなど対応に追われている。

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今回の上海市における流行の特徴として、無症状のケースが多いことがある。4月1日から6日までは発症者がいずれも500人未満だった。7日は824人、8日は1015人と増加したが、それでも感染者全体に占める発症者の比率は5%未満だ。

中国は現在、新型コロナ感染について「動態的ゼロ感染」の考えに基づく対策を実行している。単純に「感染ゼロを実現せよ」ではなく、「ある地域で感染が発生した場合、外部への感染流出を徹底的に阻止し、その地域内での感染拡大を防止することで、その地域を可能な限り速やかに感染ゼロの状態に戻す」という方針だ。

「動態的ゼロ感染」を実現するために必要と考えられているのが「外防輸入、内防反弾(地域外からの感染流入を防ぐ、地域内での感染再拡大を防ぐ)」だ。中国メディアの健康時報によると、専門家からは「上海市では、外部からの感染流入ルートは基本的に遮断された。しかし、これまでに蓄積された“在庫”を消化せねばならない」との見方が出ているという。

7日と8日に感染確認が急増したなどは、それまでに感染していた事例が表面化した“在庫分”との見方だ。しかしそれにしても、「上海市の感染症対策と作業効率にとって大きな試練」になることには変わりないという。

中国では医療資源の負担を軽減するために、既存の大型施設を利用するなどで無症状者と軽症者を収容する、「方舟病院」という方法が導入されている。上海市では9日から、国家会展中心(国家エキシビジョン・コンベンションセンター)が方舟病院として使用されるようになった。同センターは、国策の一環として実施されている中国国際輸入博覧会の会場として利用されるなど、中国屈指のビジネス用大型施設だ。設置されたベッド数は5万床で、上海最大の「方舟病院」になった。「方舟病院」としての使用が決まったのは8日午前で、関係者は同時点で5万床分の資材の搬入と設営について、最高の基準を満たす「方舟病院」を最速で完成させたいと述べたという。

国家会展中心を利用した「方舟病院」は、まずは医療的観察が必要とされる感染者との濃厚接触者を受け入れるという。(翻訳・編集/如月隼人

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