鳥瞰図を指差し「ここに地下バンカーがある」、韓国次期大統領の発言が「保安事項の流出」と物議

Record Korea    2022年3月23日(水) 13時20分

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21日、韓国・ハンギョレ新聞によると、与党「共に民主党」の金炳周議員が尹錫悦次期大統領の発言について「公然と保安事項を露出させた」「残念で憂慮される事項だ」と批判した。写真は尹次期大統領。

韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領は20日、大統領の執務室を現在の青瓦台(チョンワデ、大統領府)からソウル市・竜山(ヨンサン)の国防部内に移すと発表した。その際の記者会見で新しい執務室の鳥瞰(ちょうかん)図を手で示し、「今ここには地下バンカーがあり」「これは全て地下に連結されていて」などと説明した。21日、韓国・ハンギョレ新聞によると、与党「共に民主党」の金炳周(キム・ビョンジュ)議員がMBCのラジオ番組に出演した際、こうした尹氏の発言について「公然と保安事項を露出させた」「残念で憂慮される事項だ」と批判した。

尹氏の会見については、軍関係者からも「地下バンカーの位置を全国民に生中継するのか」と戸惑いの声が上がっていたという。

統合防衛法では、地下バンカーだけでなく国防部庁舎全体が国家重要施設「カ級」となっている。「カ級」は占領や破壊により機能がまひすれば国民の生活に決定的な影響を及ぼす施設で、青瓦台、国家情報院庁舎、韓国銀行本店などがある。国防部の敷地内では写真・動画の撮影、録音、電子機器の使用が禁じられている。また、保安を理由に国防部内の建物の配置はポータルサイトの地図サービスにも表示されない。国防部・合同参謀本部は出入りする際の手続きが厳しく、とりわけ地下バンカーは統制施設として厳格に管理されているという。

金恩慧(キム・ウンヘ)次期大統領報道官は21日の会見で、尹氏は鳥瞰図の中の広い芝生の部分を指しただけだとし、「それを保安施設の流出だと主張することには同意しかねる」「合同参謀本部のバンカーは過去にも公開されている。軍の統帥権者がそのようにずさんなことはしない」と述べたという。記事は、「韓国内には約6カ所の地下バンカーがあり、歴代韓国大統領や米国高位関係者の訪問などで存在自体は広く知られている」としながらも、「有事には敵対勢力のミサイル、特殊部隊の攻撃目標として特定されかねないため、これまでに具体的な位置が公に語られたことはない」と指摘している。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「頭の中がからっぽなんだろう」「軍事情報、安保が何かも知らないのか」「こんな人が大統領になるなんて」「報道官もひどい詭弁(きべん)だな」「この国はどうなっちゃうんだ」など、怒りと嘆きの声が殺到している。

また、尹氏は不同視により兵役免除処分を受けていることから、「国防の義務を果たしていないからだ」「軍隊を回避し、秘密を知らない大統領」「兵役に行ってない自分でも、これが国の機密になることくらい分かるよ。会見を見ていて驚いた」といったコメントも見られた。(翻訳・編集/麻江)

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