中国が極超音速兵器の開発進める、マッハ30の風洞設備JF-22がまもなく完成―米華字メディア

Record China    2022年3月23日(水) 8時20分

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22日、米華字メディア・多維新聞は、米政府の報告で中国が極超音速兵器の開発に巨額の投資を行っていることが指摘されたと報じた。写真はマッハ30のJF-22。

2022年3月22日、米華字メディア・多維新聞は、米政府の報告で中国が極超音速兵器の開発に巨額の投資を行っていることが指摘されたと報じた。

記事は、米議会図書館の議会調査局(CRS)が17日に発表した、マッハ5以上の速度を持つ極超音速兵器に関する報告の中で、中国空気動力研究・発展センターが18カ所の風洞設備を所有するなど、中国は極超音速兵器の地上テスト施設建設に対して惜しげもなく巨額の資金を投入していると指摘されたことを紹介した。

その上で、これまでに中国航天空機動力技術研究院にマッハ8のFD-02、マッハ10のFD-03、マッハ12のFD-07という3つの極超音速風洞設備があること、ほかにもマッハ5〜9まで対応するJF-12、マッハ10〜15のFD-21が存在することがわかっており、さらにはマッハ30に達するJF-22も年内に完成する見込みであると伝えた。

そして、中国がロシア同様に極超音速兵器の研究開発を積極的に進める背景として、米国が開発した極超音速兵器が中国の核兵器倉庫や周辺地域のインフラを先制攻撃する能力を持つこと、米国が配備しているミサイル防衛システムが中国からの報復攻撃をシャットアウトする可能性があることに憂慮を抱いている点を挙げたことを紹介している。

さらに、報告では中国軍がこれまでに複数回にわたり射程距離約1600〜2400キロに及ぶDF-17号超音速滑空ミサイルの発射試験に成功していること、昨年8月には核弾頭を1発搭載可能な極超音速ミサイルの試射を秘密裏に実施するとともに、長征ロケットがこのミサイル発射任務を実行したことなどが記されていると伝えた。(翻訳・編集/川尻

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