韓国メディアが批判「日本政府、佐渡鉱山の推薦書に『朝鮮人の強制労働』明記せず」

Record Korea    2022年2月14日(月) 19時20分

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14日、韓国メディア・MBCは、「日本政府が佐渡鉱山を世界文化遺産に推薦した際、対象期間について植民地期を除く19世紀半ばまでとしたことが分かった」と報じた。写真はユネスコ本部。

2022年2月14日、韓国メディア・MBCは、「日本政府が佐渡鉱山を世界文化遺産に推薦した際、対象期間について植民地期を除く19世紀半ばまでとしたことが分かった」と報じた。

記事は、日本の政府関係者が韓国メディア・聯合ニュースとのやり取りの中で、「16世紀から19世紀半ばにおける佐渡鉱山の生産技術や生産体制などに、世界遺産としての価値があると判断し推薦した」と語ったと報道。「2月1日に推薦書をユネスコの世界遺産センターに提出して以来、日本政府は対象期間などについて明らかにしていなかったが、植民地期が除外されていたことが日本の当局者の説明により確認された」と伝えた。

またこの関係者は、「韓国側の反発にもかかわらず、なぜ植民地期を反映させなかったのか」という問いについては「価値のある期間は主に江戸時代」とし、「価値の有無とは関係なく、朝鮮半島出身の労働者が佐渡鉱山で働いたという事実は推薦書や関連資料に記載されたのか」という問いには、「推薦書の内容は非公開なので回答を控える」と答えたという。

記事は「明確な回答は避けられたが、提出された資料には朝鮮人の強制労働について記載されていない可能性が高い」とし、「日本政府は朝鮮人の強制動員という加害の歴史を隠したまま、世界遺産の看板だけを狙おうとしている」と批判している。

この記事を見た韓国のネットユーザーからも、「アウシュビッツ収容所を世界遺産に申請して通るかというのと同じ問題」「だから日本人は代々憎まれることになるんだ」「認めるべきことは早く認めて」「歴史を忘れた民族に未来はない」「良心のない国民」など、日本に対する批判の声が多く寄せられている。

そのほか、「中国の文化侵略、日本の歴史歪曲(わいきょく)、北朝鮮のミサイル挑発…韓国は全ての周辺国から攻撃を受けている」「こんな時でも日本の味方に付く人がいるよね。福島原発の放射能被害はないと言った大統領候補は誰だっけ?」などのコメントも見られた。(翻訳・編集/丸山

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