米国の北京五輪外交的ボイコットに「日本が苦悩」と韓国メディア、ネット民「韓国も…」

Record Korea    2021年12月8日(水) 10時20分

拡大

7日、韓国・ニュース1は「五輪を機に中国との関係改善を図ろうとしていた日本の岸田文雄首相が苦悩に陥っている」と伝えた。写真は北京冬季五輪の開閉会式の会場である北京の国家体育場(通称・鳥の巣)。

2021年12月7日、韓国・ニュース1は「米国が来年2月の北京冬季五輪に外交使節団を派遣しない『外交ボイコット』を発表し、五輪を機に中国との関係改善を図ろうとしていた日本の岸田文雄首相が苦悩に陥っている」と伝えた。

記事は、岸田首相が首相官邸で記者団に対し「五輪の意義、我が国の外交にとっての意義などを総合的に勘案し、国益の観点から自ら判断していきたい」と語ったことを伝え、「最大の同盟国である米国が外交ボイコットを表明した状況で、『国益』に言及し判断時期を先延ばしにしたところに、北京五輪を容易には放棄できない岸田首相の苦悩が感じられる」と指摘している。

岸田首相は10月8日、習近平(シー・ジンピン)国家主席と電話で会談し、「日中国交正常化50周年である来年を契機に、建設的かつ安定的な関係を共に構築していかなければならない」と述べている。記事はこれに言及し「新型コロナウイルス拡大で延期となったままの習主席の国賓来日を改めて調整したい狙いもあっただろう」と分析している。

また、「日本は7月の東京五輪で中国に大きな借りを作った状態」だとも指摘。習主席が5月に国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長と会談した際に東京五輪開催への強い支持を表明したこと、日本に中国製の新型コロナウイルスワクチンを無償で提供すると提案したことに触れている。中国外交部の華春瑩(ホア・チュンイン)報道官は9月30日の会見で「日本は無観客で東京五輪を成功させた。中国は東京五輪を強く支持したので、(北京冬季五輪への)日本の理解と支援を期待している」と述べている。記事はこれを「圧迫を掛けたもの」だとし、「今は中国が『請求書』を差し出しているというのが外交筋の見方」だと伝えている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「できる限り黙っておいてから決定しようということだな」「今は様子を見てるだけで、日本は結局ボイコットするんじゃない?日本の外交1位は米国だから」「日本は強い者に弱く、弱い者に強い」「中国の顔色をうかがって、米国にバッシングされて、最後には韓国にすがってくるだろう」「中国に関わるとこうなるんだよ。利得は何もない。あとは損害を被るだけ」「金にまみれた五輪なんて興味ないし面白くない」「バイデンさん、ボイコットするなら徹底的にやるべきだ。選手団は送るのに、どこがボイコットなの?」「韓国だったら、きっと文在寅(ムン・ジェイン)大統領が自ら行くだろうな」「韓国だって米中の顔色をうかがって苦悩するだろうよ」などのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携