日中国交正常化50周年に向け駐日大使が指摘、両国が共に努力できる4つの分野―中国メディア

人民網日本語版    2021年10月19日(火) 18時50分

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中国の孔鉉佑駐日大使は17日、中央広播電視総台の特別番組「大国外交」の単独インタビューに応じ、新たな情勢の下での日中関係の現状と展望などについて語った。写真は天安門。

中国の孔鉉佑(コン・シュエンヨウ)駐日大使は17日、中央広播電視総台の特別番組「大国外交」の単独インタビューに応じ、新たな情勢の下での日中関係の現状と展望などについて語った。在日本中国大使館ウェブサイトが伝えた。

【記者】来年、日中は国交正常化50周年を迎える。双方はこの重要な節目をどのように活用し、両国関係の新たな発展の展望を切り開くべきか。

【孔大使】来年、日中は国交正常化50周年を迎える。これは日中関係の重要な一里塚であり、歴史の新たな出発点でもある。過去半世紀を振り返ると、日中関係は著しい進展を遂げ、両国の発展を力強く促進するだけでなく、地域さらには世界の平和・安定・繁栄にも重要な貢献を果たしてきた。次の50年を展望すると、双方は初心に立ち返り、信念を揺るぎないものにし、より健全かつ理性的で、成熟し安定した日中関係を築くべく努力すべきだ。私は、双方は以下の4つの方向に向けて共に努力できると考える。

(1)より強固な政治的相互信頼の構築。国家間の付き合いの基本は、相互信頼だ。相互信頼というのは、日中間の4つの基本文書の確立した諸原則を厳守し、双方がこれまでの共通認識と約束を誠実に守ることであり、その鍵は摩擦や溝を的確かつ有効に管理・コントロールし、両国関係の政治的な基礎を揺るぎないものにすることにある。

(2)より高水準の互恵・ウィンウィンの追求。双方は各分野で実務協力を強化し、協力の質と水準を高めると同時に、公平で開かれた貿易・投資環境と安全で安定した産業チェーン・サプライチェーンを共同で維持し、共通利益を拡大し続けていく必要がある。

(3)より深い民心の通じ合いの促進。国交正常化50周年の記念を契機に、積極的に人的・文化的交流を実施して、両国民が知り合い、親しくする後押しをし、日中の人的・文化的結びつきを強め、日中関係をより心温まるものにする必要がある。

(4)より建設的な多国間協力の実施。双方は、自国の根本的利益と人類共通の利益の観点から、積極的に責任感を示し、真の多国間主義を実行し、地域と世界のためにしかるべき貢献を共に果たし、地域諸国と国際社会の期待に応える必要がある。(提供/人民網日本語版・編集/NA)

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