米「他国合計を上回るワクチン支援」に中国が指摘「机上論でなく実行を」

人民網日本語版    2021年10月12日(火) 18時40分

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中国外交部の趙立堅報道官は11日の定例記者会見で、「発展途上国に対して机上論を振りかざすのではなく実行も伴うべき。米国がワクチン支援の約束を1日も早く果たすことを望む」と表明した。

米国がこのほど、「米国が世界に提供したワクチンの数量は他の全ての国々の合計を上回る。米国は中国やロシアと異なり、いかなる見返りも求めない」としたことについて、中国外交部の趙立堅(ジャオ・リージエン)報道官は11日の定例記者会見で、「発展途上国に対して机上論を振りかざすのではなく実行も伴うべき。米国がワクチン支援の約束を1日も早く果たすことを望む」と表明した。

趙報道官は「ワクチンは感染拡大を防止・抑制し、人命を救うために使うものであり、政治的プロパガンダや政治的利益を図るための道具にするべきではない。中国は一貫して、ワクチンは感染症に打ち勝つ強力な武器であり、世界のさらに多くの人々に最大限の恩恵をもたらす国際公共財にするべきだと主張してきた。そして我々は主張した通りに行動してきた。中国はこれまでに、100以上の国々や国際組織に14億回分以上のワクチンを提供した。年間で20億回分のワクチン提供の実現に向けて一段と力を入れ、『COVAX』への1億ドルを拠出した上で、年内にさらに1億回分のワクチンを発展途上国に無償供与することを予定している」と述べた。

また趙報道官は、「新型コロナとの闘いは各国共通の責任だ。ワクチンの開発・生産大国、特に関係する先進国が、実際の行動によってワクチン支援の約束を実行し、発展途上国における新型コロナウイルスワクチンのアクセシビリティとアフォーダビリティを高めることは、大国としての責任感の重要な体現だ」とした。(提供/人民網日本語版・編集/NA)

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