米議員、中国がアフガニスタンのレアアースに関心と主張「中国が勝者で、米国が敗者」―中国メディア

Record China    2021年8月19日(木) 12時0分

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環球網によると、米共和党のマイケル・マコール下院議員はこのほど、米軍がアフガニスタンから撤退した後、中国はアフガニスタンに移動してレアアース(希土類)を採掘するだろうと主張した。写真はアフガニスタン。

米共和党のマイケル・マコール下院議員はこのほど、米軍がアフガニスタンから撤退した後、中国はアフガニスタンに入ってレアアース(希土類)を採掘するだろうと主張した。中国のニュースサイトの環球網が18日、ロシアの通信社スプートニクの報道を引用する形で報じた。

記事によると、マコール氏は、米紙ワシントン・ポストとのインタビューで、「中国は動くだろう。(アフガニスタンには)レアアース鉱物がある。なぜわれわれがアフガニスタンと協力して開発してこなかったのか分からないが、開発してこなかった」と述べた。

その上で、「中国はレアアース鉱物の採掘に取り組むだろう。その結果、アフガニスタンの人々と同様に、この状況では中国が勝者であり、米国が敗者だ」と述べた。

また「タリバンがそこから莫大(ばくだい)な利益を得て、テロ資金に投入するだろう」とも付け加えた。

アフガニスタンでは15日、反政府勢力タリバンが首都カブールを占拠し、アシュラフ・ガニ大統領は国外脱出した。

ドナルド・トランプ前米大統領は2017年、ガニ氏と会談し、アフガニスタンでの戦争の費用を相殺する方法として、米国企業がアフガニスタンのレアアース鉱物を開発する機会があることに同意した。しかし、2018年の報告書によると、この構想は米国の拡張セクター・プログラムが小規模だったため実現しなかった。

環球網は、マコール氏の発言について、「何ら証拠を示しておらず、口から出まかせの話」とし、「米軍を撤退させるというバイデン大統領の決定に対する批判を強めるためのものに思われる」と論じている。(翻訳・編集/柳川)

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