【CRI時評】オリンピックの新たなモットー「共に」の追加にはただならぬ意義

CRI online    2021年7月22日(木) 15時20分

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第32回夏季オリンピックが7月23日に日本の東京で幕を開ける。

第32回夏季オリンピックが7月23日に日本の東京で幕を開ける。今回のオリンピックで最も目を引く大きな出来事は、先日国際オリンピック委員会(IOC)の第138回総会で、「より速く、より高く、より強く」という耳慣れたオリンピックのモットーの後に「共に(Together)」の一句を加えると決定したことだ。

「より速く、より高く、より強く」は1894年にIOCが成立した際、近代オリンピックの父であるピエール・クーベルタン男爵が提案したものだ。このモットーに「共に」を加えることは、オリンピック精神に新たな意味合いを注入し、全世界の人々の共通の願望を反映し、全世界が直面するさまざまな課題に共同で打ち勝つことに対して重要な意義を持っていることは疑いない。

現状は、新型コロナウイルス感染症が依然として全世界で猛威を振るい、グローバル経済の回復はますます脆弱化し、一部の西側の政治家は絶えず地政学的衝突やイデオロギー対立を煽って世界中に分裂を引き起こしている。新たな岐路に立って、人類は卓越性、友情、尊敬、団結というオリンピック精神をこれまでのいつにも増して推進し、スポーツ活動を通じてさまざまな障害と衝突を取り除き、世界の人々のいっそうの結束を促す必要がある。実際、異なる国から異なる文化のスポーツマンが感染症の流行を乗り越えて東京にやって来るからこそ、オリンピックは「世界が一つに相まみえる」という、最も重要な意義を実現することができる。さらに重要なのは、オリンピックのモットーに「共に」が加わることで、人類が将来直面する多くの課題に打ち勝つための勇気と力をもたらすことだ。

特筆すべきこととして、中国は2022年の北京冬季オリンピックの開催国として、今回、国外参加史上最大規模の大選手団を送ると共に、最も厳しい防疫施策を実施した。これは中国が実際の行動でオリンピックの最新のモットーを実践し、全世界の結束を促し、共に課題を克服するための最も新しい貢献だ。

各国が皆、「自分たちは不可分なひとつの共同体だ」と認識することによってのみ、世界は永続的な繁栄を共有することができる。これこそがオリンピックの新たなモットーが最も主眼とする意味合いだ。(CRI論説員)

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