米軍機の相次ぐ台湾着陸、「サラミ戦術による挑発」「座視しない」と中国紙

Record China    2021年7月24日(土) 16時0分

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米軍機が最近、相次いで台湾に着陸。中国紙は「米国側の『サラミ戦術』による挑発」と非難し、「座視しない」と警告した。写真はC17。

米軍機が最近、相次いで台湾に着陸した。台湾における米国の外交代表部の役割をする米国在台湾協会(AIT)関連とされるが、中国側は「火遊びはやめろ」などと強く反発。中国紙は「米国側の(小さな行動を積み重ね既成事実化する)『サラミ戦術』による挑発」と非難し、「座視しない」と警告した。

韓国・ハンギョレ新聞が紹介した台湾の「自由時報」などの記事を総合すると、15日午前9時32分ごろ、沖縄県の米空軍嘉手納基地を離陸したC-146ウルフハウンド輸送機が台北の松山空港に到着した。ウルフハウンドは米特殊戦司令部の主力輸送機として知られる。

自由時報は「輸送機には今月12日に台湾に到着し、(新型コロナウイルス感染症の)2週間の義務隔離に入ったAITのサンドラ・オウドカーク台北事務所長(大使に相当)に渡される物が積まれており、荷物を降ろした直後の15日午前10時6分ごろに離陸した」と報じた。

19日にはフィリピン・マニラのニノイ・アキノ国際空港を出発したAITのチャーター機が午後0時14分ごろ、台湾の首都台北の桃園国際空港に着陸した。このチャーター機は米空軍の主力輸送機C-130を民間用に改造した機種だという。

自由日報は「チャーター機の“任務”は公開されなかったが、新しく赴任したオウドカーク台北事務所所長に渡される物を搭載。15日に離任した前職のブレント・クリステンセン氏の個人物品を積んで、約1時間後に離陸した」と報道。これに関連してロイター通信は(台湾の政権与党)民進党所属の王定宇・立法委員(国会議員)の話として、「チャーター機に積まれた物はすべて(当該国以外は原則として開封できない外交特権を有する)『外交行のう』に属する」と伝えた。

米軍機の着陸に対し、中国国防部報道官は15日、声明を発表し「台湾は中国の一部であり、中国領土に着陸する外国軍用機は必ず中国政府の許可を受けなければならない」と強調。「米国が火遊びを止めなければ、厳しい結果を招く」と述べ、台湾独立志向の民進党にも「外部勢力と結託して独立を企てれば、台湾を危険な状態に陥れることになる」とくぎを刺した。

さらに中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報は「民間用に改造した軍用機が台湾に着陸したのは米国側の『サラミ戦術』流の挑発であり、台湾分離独立勢力に誤ったシグナルを送る行為」だと指摘。「中国側は米軍機の台湾着陸が日常化することを座視しない」と訴えた。  

同紙は「AIT側が民間目的で利用したとしても、当航空機が軍用機を改造した機種だということ自体が挑発的」とし、「一部では当航空機が米中央情報局(CIA)側と関連があるという主張もある」とも付け加えた。(編集/日向)

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