「軍艦島の歴史歪曲問題で韓国が勝利」と韓国メディア、ユネスコが異例の「強い遺憾」示す=韓国ネット大喜び

Record China    2021年7月13日(火) 11時20分

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12日、韓国・イーデイリーは「軍艦島の歴史歪曲(わいきょく)問題で、韓国が日本に勝利した」と伝えた。写真は軍艦島。

2021年7月12日、韓国・イーデイリーは「軍艦島(端島)の歴史歪曲(わいきょく)問題で、韓国が日本に勝利した」と伝えた。

記事によると、国連教育科学文化機関(ユネスコ)は世界文化遺産に登録された軍艦島など日本の近代産業施設について「日帝占領期の強制動員の歴史をきちんと伝えていない」との結論を下し、是正を求めた。記事は「日本が登録申請した当時の約束とは異なる行動を取っていることを、国際社会が正式に認めたことになる」と評している。

ユネスコは12日、「日本が世界遺産委員会の関連決定文を十分に履行していないことに、強い遺憾(strongly regrets)を表明する」との内容を盛り込んだ、日本近代産業施設決定文を公式サイトに掲載した。決定文は、ユネスコ、イコモス(国際記念物遺跡会議)共同調査団が東京の産業遺産情報センターを視察した結果を基に作成したもので、「遺産の卓越した普遍的価値に寄与した1910年までの解釈戦略は評価するが、1910年以降の歴史解釈戦略は不十分だ」と総評している。これについて、記事は「日本政府が1910年の日韓強制併合以降の強制徴用などの『暗い歴史』にちゃんと照明を当てていない事実を指摘したものだ」と説明している。

韓国外交部当局者は「国際機関の文案に『強い遺憾』という表現が入るのは、極めて異例のこと」とし、「『情報センターの設立こそ約束を履行したということだ』という日本政府の主張は間違っていることを、国際社会が確認した」とコメントしたという。

日本は2015年に軍艦島を含む近代産業施設が世界文化遺産に登録された際、「一部施設では1940年代に韓国人などが自分の意思に反して動員され、強制労働させられた。犠牲者を記憶するために情報センターを設立する」と約束した。しかし韓国では「昨年6月に一般公開が始まった情報センターの展示物には、朝鮮半島出身者が軍艦島などで差別的待遇を受けた事実はないという証言が紹介されており、歴史を歪曲している」と指摘されていた。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「とてもいいニュースだ。苦労した政府関係者の皆さん、ありがとう」「政府は外交をよく頑張った」「文在寅(ムン・ジェイン)政権だから可能だったこと」「現政権は日韓関係については確実にしっかりやっている」「よくやった、文大統領」など、喜びと政府を評価する声が多く寄せられている。

その他、「韓国には日の出の勢いが感じられ、日本には没落の気配を感じる」「日本は自分が見たい聞きたいことだけを見て聞いているから、後進国への道を歩むしかない」「いつまで世界の目をあざむくのか。歴史を否定し歪曲する日本には天罰が下る」「韓国が勝ったのではない。真実が、歴史が勝ったんだよ」「韓国はもう日本に負けない」などの声も見られた。(翻訳・編集/麻江)

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