麻生太郎氏、台湾問題での発言で過去の言論に注目、「失言大王」とやゆも―米華字メディア

Record China    2021年7月8日(木) 14時40分

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7日、米華字メディア・多維新聞は、台湾有事発言で物議を醸している麻生太郎副首相兼財務相について「失言大王」とやゆされていると報じた。写真は麻生氏。

2021年7月7日、米華字メディア・多維新聞は、台湾有事発言で物議を醸している麻生太郎副首相兼財務相について「失言大王」と揶揄(やゆ)されていると報じた。

記事は、麻生氏が5日に講演した際、中国が台湾を武力攻撃すれば安全保障関連法に基づく「存立危機事態」に認定しても「全くおかしくない」とし、「そうなると日米で一緒に台湾を防衛しなければならない」と発言したことを伝えた。

そして、麻生氏の発言に中国政府が猛反発を示し、外交部の趙立堅(ジャオ・リージエン)報道官が6日に「極めて誤ったかつ危険な言論であり、日中間の4つの政治文書の原則に著しく反しており、日中関係の政治的基盤を損ねるものだ。中国政府は強い不満と断固たる反対を示し、すでに日本側に厳粛な抗議を行った」とコメントしたことを紹介している。

その上で、麻生氏について「問題発言を連発する日本政界のベテランであり、『失言大王』とも称されている」と説明。香港経済日報が7日付報道で「麻生氏は有名な『ビッグマウス』であり、政治家としてのキャリアのなかでしばしば失言を繰り返して何度も批判を浴びてきた」と評したことを伝えた。

記事はこれまでの麻生氏による主な「問題発言」を紹介。2013年には終末期治療について「さっさと死ねるようにしないと」と発言したほか、憲法改定議論について「ドイツのワイマール憲法もいつの間にかナチス憲法に変わっていた。誰も気が付かなかった。あの手口に学んだらどうかね」と述べたとした。

さらに、17年には政治について「結果が大事だ。何百万人殺しちゃったヒトラーは、やっぱりいくら動機が正しくてもだめなんだ」と述べ、今年4月には福島第一原発の汚染処理水について「あの水を飲んでも何ということはない」と発言して物議を醸したと伝えている。(翻訳・編集/川尻

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