香港民主活動家の周庭氏が出所=「日本メディアの注目度高い」と仏メディア

Record China    2021年6月13日(日) 21時10分

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香港で反政府デモを組織するなどした罪で禁錮10月の実刑判決を受け服役していた民主活動家の周庭さんが12日午前、出所した。写真提供:inmediahk

香港で反政府デモを組織するなどした罪で禁錮10月の実刑判決を受け服役していた民主活動家の周庭(アグネス・チョウ)さん(24)が12日午前、出所した。これに関連し、仏RFIの中国語版サイトは、「日本のメディアの注目度は高く、20を超えるメディアが周氏の出所を争うように伝えた」とする記事を掲載した。

記事はまず、共同通信の報道を引用。「2019年6月の香港警察本部包囲デモをめぐり、昨年12月に無許可集会扇動罪などで禁錮10月の実刑判決を受けて服役していたが、関係者によると、模範囚として刑期を短縮された。ただ昨年8月に香港国家安全維持法(国安法)違反の疑いで逮捕、保釈されており、今後国安法違反罪で起訴される可能性は残っている」と伝えた。

続いて、朝日新聞の報道を引用する形で、周さんが15歳で社会運動を始め、普通選挙の導入を求めた14年の反政府デモ「雨傘運動」では広報担当として外国メディアとも接したこと、16年に設立された若者を中心とした民主派の政治団体「香港衆志(デモシスト)」(昨年6月末に解散)の創設メンバーの一人として活動したこと、昨年11月には英BBCが選んだ「2020年の女性100人」の一人にも選ばれたこと、日本のアニメアイドルが好きで、日本語を独学で習得し、ユーチューブやツイッターなどを通じ、香港の民主運動や活動家らが逮捕される現状などについて流暢(りゅうちょう)な日本語で発信を続けたこと、19年には朝日新聞の取材に、「私にとって香港は家。香港人という責任感や誇りをもって、民主化運動を続けていきたい」などと語ったこと、19年には来日して日本記者クラブで会見し、「逃亡犯条例が改正されれば香港は中国になってしまう」と訴えていたことなどを伝えた。

そして、「昨年8月の逮捕は日本でもトップニュースとして報じられ、ソーシャルメディアでも大きな話題となった。同じように香港国安法違反の容疑で逮捕された他の著名人らの存在感は、周さんに遠く及ばない」と伝えている。(翻訳・編集/柳川)

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