中国22省の1-3月期地域GDP、成長率トップは湖北省―中国

人民網日本語版    2021年4月26日(月) 7時0分

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中国各省(自治区・直轄市)の2021年第1四半期(1-3月)の経済の実績が、このほど相次いで発表された。写真は武漢市。

中国各省(自治区・直轄市)の2021年第1四半期(1-3月)の経済の実績が、このほど相次いで発表された。4月22日時点で少なくとも22省(区・市)が同期の地域総生産(地域GDP)データを発表した。中国新聞網が伝えた。

地域GDPの規模では、広東省が2兆7000億元に上り、トップの座を維持した。地域GDP成長率では、22省(区・市)がすべて2けたを達成し、昨年最下位だった湖北省が58.3%で首位に立った。うち7省(区・市)の成長率が全国平均を上回った。

■地域GDP規模、今回も広東省がトップ

地域GDPの規模を見ると、広東省が揺るぎなくトップの座を維持した。

広東省統計局がまとめたデータによると、2021年第1四半期の広東省の地域GDPは2兆7117億9600万元に上り、前年同期比18.6%増加し、2年間の平均成長率は5.2%だった。

広東省、江蘇省、山東省の経済規模がトップ3に並ぶという局面は変わらなかった。

2位の江蘇省の同期の地域GDPは同19.2%増の2兆5878億3800万元で、2年間の平均成長率は6.4%だった。

広東省と江蘇省は同期の地域GDPが「2万元クラス」に達した全国でただ2つの省になった。

3位の山東省は同18.0%増の1兆8055億5000万元で、2年間の平均成長率は5.4%だった。

このほか河南省(1兆3306億6500万元)、四川省(1兆1859億2400万元)、福建省(1兆750億6千万元)、湖南省(1兆223億9900万元)が、同期の地域GDPが「1万元クラス」に達した省になった。

■地域GDP成長率、湖北省がトップに

地域GDP成長率を見ると、昨年はマイナス成長が続いて最下位だった湖北省が逆襲を果たし、トップに立った。

湖北省統計局がまとめたデータでは、21年第1四半期の同省の地域GDPは同58.3%増の9872億6700万元だった。

湖北省は昨年、新型コロナウイルス感染症の打撃を最も受けた省となり、一度は「一次停止ボタン」が押され、20年の第1四半期の地域GDPは39.2%減、上半期は19.3%減、第1-3四半期(1-9月)は10.4%減、通年では5.0%減となったが、ついにプラスへの転換期を迎えた。

■7省(区・市)の地域GDP成長率が全国平均を上回る

国家統計局のデータでは、速報値の計算によると、今年第1四半期の国内総生産(GDP)は24兆9310億元で、比較可能な価格で計算すると同18.3%増となった。

全国の同期GDP成長率が反転上昇して2けたに達し、地方でも同じように上昇傾向がみられた。これまでにデータを発表した22省(区・市)は、同期の地域GDP成長率がすべて2けたに達した。

地域GDP成長率が全国平均を上回ったのは7省・市で、湖北省(58.3%)、海南省(19.8%)、江蘇省(19.2%)、安徽省(18.7%)、広東省(18.6%)、江西省(18.4%)、重慶市(18.4%)だった。

22省(区・市)のうち、同期の地域GDP成長率が15%を下回ったのは青海省(12.8%)と黒竜江省(12.4%)で、湖南省は15%だった。他の19省(区・市)はすべて15%を上回った。

■2年間の平均成長率は海南省が暫定1位

22省のうち、湖北省を除く21省が地域GDPの2年間の平均成長率を発表したことが注目される。2年間の平均成長率とは、2019年同期の数値を基数として、幾何平均による計算で導き出された成長率のことだ。

地域GDPの2年間の平均成長率では、海南省が暫定首位だった。海南省統計局が発表したデータでは、同省の同期の地域GDPは1395億9900万元となり、不変価格で計算すると同19.8%増加し(前年同期は4.5%減少)、19年同期比14.4%増加し、2年間の平均成長率は7.0%だった。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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