100万都市が93都市に、江蘇省と山東省が最多―中国

人民網日本語版    2021年4月25日(日) 19時40分

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人口が中心都市に集まるようになるにつれて、中国では人口が100万人を超える都市が増加の一途をたどっている。写真は温州市。

人口が中心都市に集まるようになるにつれて、中国では人口が100万人を超える都市が増加の一途をたどっている。中国住房・城郷建設部が最近発表した「2019年都市建設統計年鑑」によると、中国には現在、人口が100万人以上の都市が93都市ある。都市化が進むにつれて、人口は今後も、都市群や一線、二線都市の中心都市に集まっていくと予測されている。

■江蘇省と山東省が最多

改革開放(1978年)初期、中国の都市化率は低く、1981年の時点では、100万都市は18都市しかなかった。うち、北方エリアの都市が12都市と、3分の2を占め、南方エリアは6都市だった。当時、浙江省杭州市の人口は90万5000人で、深セン、アモイ、寧波などの都市も、発展の初期段階だった。

改革開放後、経済特区が段階的に設置され、沿海都市や海南島、上海浦東などで開放政策が実施されると、人口の農村部から都市部への移動が加速し、都市や小都市の数が急増した。その後、2001年、中国は世界貿易機関(WTO)に加盟し、中国の輸出型経済が急速に発展するようになり、深センや蘇州、寧波、無錫、厦門、東莞、仏山、温州などの南東沿海都市が台頭するようになった。

近年、新型都市化が加速し、中心都市にさらに人口が集まるようになった。中国住房・城郷建設部の「2019年都市建設統計年鑑」によると、中国には現在、100万都市が93都市あり、その数は1981年に比べて4倍以上となっている。

省別に見ると、江蘇省と山東省が各10都市で最多となっている。中国で2番目に大きな経済大省である江蘇省には、13区・市があり、うち10都市の人口が100万人を超えている。このように同省の都市の総合的な実力が突出していることが見て取れる。

山東省にも100万都市が10都市ある。しかし、全体的に見ると、山東省には際立った中心都市はなく、人口が600万人の大台を突破している都市は一つもない。そのため、広東省や江蘇省、浙江省などのリーディング都市とは明らかに差がある状態だ。

中国で最大規模の経済を誇る広東省の100万都市の数は8都市で3位。うち、7都市が珠江デルタにあり、残りの一つは汕頭市となっている。

中国で4番目に大きな経済大省である浙江省は、地理的条件が足かせとなり、中心都市の規模が比較的小さく、100万都市は5都市にとどまっている。

■199地級行政区の人口が流出傾向

中国区域科学協会の肖金成(シャオ・ジンチョン)理事長が筆頭となって執筆された論文「中国で人口が流出している地級行政区(省と県の中間にある行政単位)の都市発展研究」の322地級行政区の人口統計を見ると、人口が流出している地域は199カ所あり、全体の61.8%を占めている。人口が流出している地級行政区の都市規模は往々にして小さい。流出規模が大きな地級行政区は、人口が比較的密集している中国中西部エリアに分布している。人口が流出している根本的な原因は、都市の魅力が小さいことに加え、雇用機会が少なく、経済発展が立ち遅れていることなどが挙げられている。

経済発展が比較的立ち遅れていて、中心市街区に産業や人口が十分に集まっておらず、周辺地域に対する影響力も小さいこれらの都市においては、かなりの人口が、省都や東部の沿海の発展している地域へと流れている。

その他、中国の都市化率は2019年に60%を超え、「後半戦」となる第二次都市化の段階へと入っている。第一次都市化の過程で、人口は農村部から都市部へと移動したのに対して、第二次都市化は都市と都市の間の流動で、人口は中・小都市から中心都市、大都市へと集まるようになる。

「2019年都市建設統計年鑑」によると、現時点で、人口が300万人を超える都市が30都市あり、うち6都市は1000万人以上の超特大都市となっている。500万~1000万人の特大都市は山東省済南市など10都市ある。その他、300万~500万人のI型大都市は14都市となっている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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