【CRI時評】米国の人種的少数派が切望する正義の実現はまだ遠い

CRI online    2021年4月22日(木) 13時20分

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米ミネソタ州で元警官がアフリカ系男性の首を圧迫して死亡させた事件で、同州ヘネピン郡地裁での3週間に及ぶ裁判を経て、陪審は現地時間20日、ショービン被告に対し、三つの罪状すべてについて有罪評決を下した。

米ミネソタ州で元警官のデレク・ショービン被告がアフリカ系男性のジョージ・フロイドさんの首を圧迫して死亡させた事件で、同州ヘネピン郡地裁での3週間に及ぶ裁判を経て、陪審は現地時間20日、ショービン被告に対し、三つの罪状すべてについて有罪評決を下した。

懲罰は事件に関与した警官が当然受けるべきものだ。バイデン米大統領は、有罪評決を受けて、米国の体系的な人種主義に歯止めをかける「大きな一歩」になると語ったが、今回の裁判について、ショービン被告に自らの犯罪の責任を負わせただけで、フロイドさんに正義をもたらさなかったとの見方が大勢だ。

人種差別は、数世紀にわたる抑圧制度の下で、米国の骨の髄まで染み込んでおり、一つの裁判で取り除けるものではない。ニューヨーク・タイムズによると、ショービン被告の約3週間の公判の間だけでも、米国では警官が毎日3人以上を殺害し、被害者の半数以上がアフリカ系または中南米系だという。

歴史的に、米国の制度と構造の一部となっている白人至上主義は、米国の人種差別の禍根とみなされてきた。米国の学者エイドリアン・マリー・ブラウン氏は、著書「Emergent Strategy」で、「私たちは想像の戦いの中にいる。多くの黒人が死んだのは、白人の想像の中で危険だったからだ」と述べている。

フロイドさんの家族の弁護士は、「アフリカ系米国人は槍か剣しか手に入らない。より必要なのは盾だ」と述べている。まさにその通りで、米国の急務は骨を削って傷を癒やすような改革であり、そうして初めて人種的少数派により多くの盾を与えられる。そうでなければ、いわゆる人権や平等などは単なる空の政治スローガンだ。

この意味において、フロイドさん死亡事件の評決は、米国の人種主義を粉飾する薬や米国の政治家のパフォーマンスのためのカードとなるべきではなく、頭を覚ます薬となるべきだ。バイデン氏は、「体系的な人種主義は米国の魂の汚点だ」と語った。汚点を一つの裁判で洗い落とすことは不可能だ。米国の人種的少数派が切望する正義の実現はまだ遠い。(CRI論説員)

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