4月はまるで「日本映画月間」! 中国の映画館で日本のアニメ・映画3本を上映

anomado    2021年4月7日(水) 20時50分

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今月、中国の映画館で3本の日本映画「『はたらく細胞!!』最強の敵、再び。体の中は“腸”大騒ぎ!」、「Love Letter」、「おくりびと」が公開されることになり、ファンの注目が集まっている。

新型コロナの影響により外出を制限され、買い物などを我慢してきた人々の購買意欲が爆発的に高まることを「リベンジ消費」と言う。まさに今の中国では、さまざまな分野においてリベンジ消費の傾向が見られ、急速に景気が回復している。映画市場にも同じことがいえ、4月3日から5日までの清明節の3連休に、ヒューマンドラマ映画「我的姐姐」(原題)とハリウッド映画「ゴジラvsコング」が上映されて好成績をおさめたこともあり、清明節の連休として過去最高の7億元(約118億円)を超える興行収入を叩き出した。

しかし、連休明けの6日からは超大作や話題作の上映予定もなく、公開が噂されていた「ロード・オブ・ザ・リング」3部作の上映も決まらず、今月の上映スケジュールは寂しいものになると予想されていた。そんな中、日本のアニメ「はたらく細胞」の劇場版と、1995年に公開された岩井俊二監督の恋愛映画「Love Letter」、そして2009年にアカデミー賞外国語映画賞を受賞した「おくりびと」の3本が、今月映画館で上映されることが決まり、まるで「日本映画月間」のようだとファンの間で話題となっている。

中国では日本のアニメが高い人気を得ているが、これまでに映画館で公開されたのは「ドラえもん」、「名探偵コナン」のシリーズ作品と、新海誠宮崎駿などの大物監督の作品に限られていた。ところが近年、動画サイト・ビリビリ(bilibili)での配信をきっかけに、「鬼滅の刃」やテレビアニメ「はたらく細胞」などが人気を集め、「はたらく細胞」の劇場版「『はたらく細胞!!』最強の敵、再び。体の中は“腸”大騒ぎ!」が映画館で公開されることとなったのだ。

体の仕組みがよくわかると好評の「はたらく細胞」、不朽の名作「Love Letter」、世界で評価された「おくりびと」。これらの日本映画が、中国のアニメ・映画ファンの間で新たなブームを巻き起こすことができるのか、注目していきたい。(提供/華流・anomado

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