中国の「下沈市場」の消費も高度化、小都市の男性もよりオシャレに―中国メディア

人民網日本語版    2021年4月1日(木) 13時50分

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中国で「下沈市場」と呼ばれる三線以下の都市、県・鎮、農村地区の市場では、教育に対する関心度が一層高まっているほか、男性がよりオシャレに気を遣うようになっている。写真は空気清浄機。

中国で「下沈市場」と呼ばれる三線以下の都市、県・鎮、農村地区の市場では、教育に対する関心度が一層高まっているほか、男性がよりオシャレに気を遣うようになっている。そんな中、ショッピングサイト・淘宝(特価版)はこのほど、「下沈市場消費報告」を発表した。北京青年報が伝えた。

スマート家具は現在、「下沈市場」でも普及し始めている。報告によると、同プラットフォームで1日平均、1万人以上が浄水器を購入している。食器洗浄機も少しずつ人気が高まっており、優れた製品を使って生活の質を高めようとする消費者が増えている。うち、最も人気なのは観葉植物で、収納整理グッズの人気も高まっている。その他、電動歯ブラシも人気だ。2020年の新型コロナウイルス感染拡大期間中、同プラットフォームでは、9.9元(約165円)の電動歯ブラシが1日に20万本も売れた。現時点で、電動歯ブラシは依然として、下沈市場で1カ月当たりの注文数が1770%増の勢いを保っている。

中国南方エリアの人々の方がよりこだわりを持ち、女性の方がよりオシャレに気を遣うという、これまでの固定観念は、統計データによって覆されている。マッサージガンや電動歯ブラシ、ネットの人気者が宣伝したり、マタニティ・ベビー市場で大人気となっているクレンジングシートなどが、北方エリアの都市のスキンケア商品の消費を牽引し、消費の分野において初めて、「南方エリアが北方エリアの勢いに圧倒される」という現象が生じた。消費者を地域別で見ると、小都市などの若者の消費力が目に見えて向上しており、男性はよりオシャレに気を遣い、女性はより理性的になっている。

飲食の分野を見ると、消費者はより栄養や体調管理に気を配るようになっており、プロテインやオートミールなどが人気となっている。小都市などの若者はワインを好むようになっており、特に酒精強化ワインなど、アルコール度数が高い商品が人気となっている。

報告によると、「下沈市場」でも一、二、三線都市の人々と同じように子供の教育を重視し、教育に対する関心が一層高まっており、オーダーメイド化やカスタマイズ化された学習に対するニーズが高まっている。

その他、「下沈市場」では、レクリエーション・娯楽に対するニーズが多元化している。麻雀牌など、定番の娯楽商品は安定した人気を見せているほか、ハーモニカなどが新たに人気となっており、音楽を聞くだけでなく、自分で演奏したり、歌ったりして楽しむ人が増加している。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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