「中国に帰れ、日本人!」豪州で韓国系妊婦が人種差別被害に=韓国ネット「あきれた」「日中韓を敵に…」

Record China    2021年3月25日(木) 23時20分

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25日、韓国・ソウル新聞によると、新型コロナウイルス感染拡大をきっかけに欧米圏でアジア系を対象とする憎悪犯罪が増加する中、豪州でも韓国系夫婦が白人女性から人種差別発言を受ける事件が起きた。

2021年3月25日、韓国・ソウル新聞によると、新型コロナウイルス感染拡大をきっかけに欧米圏でアジア系を対象とする憎悪犯罪が増加する中、豪州でも韓国系夫婦が白人女性から人種差別発言を受ける事件が起きた。

記事によると、23日午後に妊婦の妻と共に西オーストラリアのカニングベールにある病院を訪れた韓国系のジェイ・シンさんは、待合室で中年の白人女性に突然「お前らの国に帰れ、ニップ(日本人に対する蔑称)」などと暴言を吐かれた。

これに対しシンさんが「自分の国に帰れと言ったが、僕はここで生まれ育った」と抗議すると、白人女性は「私に向かってわめくな」と逆に腹を立てたという。白人女性の横には旦那とみられる白人男性が座っていたが、この様子をただ黙って見守っていたという。

騒ぎを聞いて駆け付けた病院関係者は、シンさん夫婦と白人夫婦両方に別の席に移動するよう求めた。ところが白人女性は席を立つ際にも「中国へ帰れ」との言葉を繰り返していたという。

シンさんは「僕は豪州で生まれ育ったが、17歳のときに豪州へ来た叔母たちが今回のような状況に遭遇したら同じように対応できるか分からない」と不安を述べている。また、病院側の対応についても「僕たちではなく白人夫婦を擁護したので驚いた」と不満を示しているという。

これに韓国のネットユーザーからは「あきれた人だ」「韓国人に向かって『中国に帰れ、日本人』とは…」「フランス人に向かって『英国に帰れ、米国人!』と言っているようなもの」「日中韓を同時に敵に回したな」「ニップの意味も知らず、ただ中国人っぽく見えたから東洋系への差別用語を総動員させたのだろう」など批判的な声が続出している。

その他、「白人は治療費をアジア人の2倍多く支払っているのか?最も中立であるべき病院がそんな対応をしてはいけない」と病院側の対応を疑問視する声や「コロナが終息しても当分、海外旅行はできないな」とため息交じりの声も寄せられている。(翻訳・編集/堂本

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