米アラスカ州アンカレジで先日行われた米中外交トップ会談で非難合戦が繰り広げられた際、中国の外交トップの楊潔チ（ヤン・ジエチー）共産党政治局員が発言した「米国には上から目線で中国に物を言う資格がなく、中国人はその手は食わない」が中国国内で流行語となり、その言葉を記したTシャツやトートバッグなどのグッズも発売されるなど注目されている。

これに関連し、米国の中国語ニュースサイトの多維新聞は22日、台湾民進党の立法委員の王美恵氏がこのほど、楊氏をまねて「中国には上から目線で台湾に物を言う資格がなく、台湾人はその手は食わない」と発言し物議を醸していると報じた。

それによると、王氏は22日の立法議会で、中国当局が発表した「台湾同胞・台湾資本企業の大陸農林業分野における発展の支援に関する若干の措置」（通称：農林22条措置）について、「台湾人をだまし、台湾の農業技術を盗もうとしている」などと非難した上で、「中国には上から目線で台湾に物を言う資格がなく、台湾人はその手は食わない」と述べた。

多維新聞は、王氏の発言について「パフォーマンスとの批判も出ている」と伝えている。（翻訳・編集/柳川）