王毅氏、中米ハイレベル戦略対話の冒頭で中国側の立場を表明

人民網日本語版    2021年3月20日(土) 8時54分

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中央外事活動委員会弁公室主任楊潔篪と国務委員兼外交部長王毅は米アラスカ州アンカレジで現地時間18日、米国のブリンケン国務長官、サリバン米大統領補佐官と中米ハイレベル戦略対話を行った。

楊潔篪中共中央政治局委員(中央外事活動委員会弁公室主任)と王毅国務委員兼外交部長(外相)は米アラスカ州アンカレジで現地時間18日、米国ブリンケン国務長官、サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)と中米ハイレベル戦略対話を行った。新華社が伝えた。

米国側が冒頭のあいさつを終えたのち、王部長は、「中国側は米国側の招きに応じてやって来た。過去数年間にわたり、中国の正当な権益が不当な圧力を受けたため、中米関係はかつてない深刻な困難に遭遇した。このような局面は、両国国民の利益を損ない、世界の安定と発展を損なってきたため、これ以上続けるべきではない。中国側は過去も、現在も、そして未来においても、米国の理不尽な非難を受け入れることは決してなく、同時に米国側には中国側の内政に干渉するような横暴な行為を徹底して放棄するよう求める。米国はこの悪癖を直すべきだろう」とした。

また王部長は、3月17日に米国が香港問題を理由とした中国に対するいわゆる制裁をさらに強化させたことを指摘し、「中国の内政に干渉するこのような乱暴なやり方は、中国国民の強烈な反応を引き起こすだけでなく、我々としても当然ながら断固反対する。中国側が中米ハイレベル戦略対話に参加しようとするその直前に、米国側がこのような措置を打ち出したことは、客を迎える適切な態度とは言い難い。これにより中国に対する優位性を高めたいというのが米国側の思惑だとしたら、それは完全に間違っており、むしろその内なる弱さと無力さを曝け出していると言えよう。このようなやり方は中国側の正当な立場に全く影響を与えないだけでなく、中国国民の主権と尊厳を守ろうという固い意志に動揺を及ぼすことは全く無い」とした。

さらに王部長は、習近平国家主席とバイデン大統領が旧暦の大晦日(2月11日)に行った電話会談の重要性を指摘し、「双方は中米関係を再び正しい軌道に戻すという方向性を示したコンセンサスに達した。国際社会も我々のここでの対話に高い関心を寄せており、双方が果たして真の意味で誠意と善意を示せるのかという点に関心を寄せている。そして我々がこの対話で全世界に向けて積極的かつプラスのシグナルを発することができるのかという点についても関心を寄せている。米国側が望むなら、我々は米国側と共に互いを尊重した上で意見を交換し、共にこの責任を担い、我々がやるべき仕事をしっかり進めていくことができる」とした。(編集TG)

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