日本メディアが福建省の軍用空港をこっそり撮影、中国紙「スパイ行為だ」

Record China    2021年3月17日(水) 13時20分

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16日、米華字メディア多維新聞は、日本メディアが福建省で軍用車をこっそり撮影して報じたとして、中国政府系紙・環球時報が批判したと報じた。資料写真。

2021年3月16日、米華字メディア多維新聞は、日本メディアが福建省で軍用車をこっそり撮影して報じたとして、中国政府系紙・環球時報が批判したと報じた。

記事は、日本メディアが14日に「地図上に存在しない軍用基地」と題して福建省にある某軍用空港付近の様子を撮影した映像を流したと紹介。映像の中で同省内の都市にいる記者が「街は軍用車でいっぱい」などと語り、軍用車がさまざまな場所を通る様子を紹介したと伝えた。

また、中国軍機とみられる飛行機が空中を飛ぶ映像を流した後で、現地の店舗経営者への取材映像に切り替え、経営者が「戦闘機はあの山やこの辺一帯を飛び交っている」とし、戦闘機が頻繁に周辺を往来していると述べたことを報じたとしている。

さらに、撮影を行った軍用空港は台湾や尖閣諸島から近く、戦闘機で10分ほどあれば到着する場所にあると伝えたことを紹介した。

その上で、環球時報がこの報道に対し「よく見れば、すべて同じ軍用ジープが異なる場所を走っている映像であり、周囲の市民の様子も非常に平穏であることが分かる」「店舗経営者の声をちゃんと聞けば本当は『飛行機がこの辺を飛び交っている。航空便が最近特に増えたからね』と語っていることが分かる」とし、日本メディアの報道に明らかな脚色があったとの見方を示したことを伝えた。

そして、環球時報が「この日本メディアの行動は軍事情報収集行為だ。近年、日本のスパイが中国で法に基づき処分されるニュースが珍しくなくなっているが、日本メディアによる軽はずみな行為は中国の民衆の反感と警戒を呼び起こし、中国で普通に働き生活する日本人にまで影響を及ぼすことになる」と批判したとしている。(翻訳・編集/川尻

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