中国はすでに世界最大の海軍を有し、質でも米国を超越?米報道に中国専門家「うそと憶測」と反論

Record China    2021年3月8日(月) 13時20分

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8日、環球時報は、米メディアが「今や中国が世界最大の海軍」と報じたことに対し中国の専門家が反論したことを報じた。写真は北海艦隊。

2021年3月8日、中国紙・環球時報によると、米メディアが「今や中国が世界最大の海軍」と報じたことに対し、中国の専門家が反論している。

記事は、米CNNが6日に米海軍情報局(ONI)のデータとして、2020年末現在における中国海軍の作戦艦艇保有数が360隻と米海軍より60隻多いと紹介し、「中国が世界最大規模の海軍を有している」と報じたほか、「今後4年でその数はさらに増え、400隻に達する見込みだ」としたことを伝えた。

また、中国軍の一部装備の性能もすでに米国やその他海軍大国を上回っており、その例として055型駆逐艦の攻撃力がタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦を超えているとしたほか、「中国の造船業にかなう者はいない。たとえ第2次世界大戦中の米国であっても見劣りする勢い」と評したことを紹介している。

その上で、中国の海軍研究院の張軍社(ジャン・ジュンシャー)研究員が「これは中国脅威論の変形版であり、うそと根拠のない憶測に満ちている。中国海軍の水上艦艇のトン数、艦艇が搭載するミサイルの数、原子力潜水艦の数、そして兵力いずれをとっても米国よりはるかに少ない」と反論したことを伝えた。

また、別の中国の軍事専門家が「CNNの報道からは、中国海軍に対する憂慮が表れており、米海軍が現在直面している苦境が浮き彫りになっている」とし、米海軍では1980年代に大量建造した主力艦が現役末期を迎えつつある一方で、現在の米海軍にはこれらの新旧交代を全うする財力がないため、艦隊の規模を縮小せざるを得ない状況に直面していると分析したことを紹介している。(翻訳・編集/川尻

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