日本の空自は疲れて飛べず、今後は毎回スクランブルで解放軍に付き合うことはなくなる―中国メディア

Record China    2021年3月5日(金) 16時20分

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4日、観察者網は、尖閣諸島付近を頻繁に飛行する中国の戦闘機に日本の航空自衛隊が「疲弊」しており、今後緊急発進の回数を減らす予定であると報じた。写真はJ-11。

2021年3月4日、中国メディアの観察者網は、「日本の空自は疲れて飛べず、今後は毎回スクランブルで解放軍に付き合うことはなくなる」と題する記事を掲載。尖閣諸島付近を頻繁に飛行する中国の戦闘機に日本の航空自衛隊が「疲弊」しており、今後緊急発進の回数を減らす予定であると報じた。

記事は、日本メディアの報道として、東シナ海における中国の戦闘機に対する航空自衛隊機の緊急発進について防衛省が今後回数を減らし、中国機を発見するたびの緊急発進を行わず、「日本の領空を侵犯する可能性が高い状況」にのみ緊急発進することを検討していると日本政府関係者が明かしたことを伝えた。

また、現在中国機に対する緊急発進に用いている航空自衛隊機が飛行性能の高いF-15戦闘機であるのに対し、世代交代により導入が進められているF-35ステルス戦闘機は性能的に緊急発進に向いていないため、従来の体制を維持するのは困難との声も防衛相関係者から出ているとした。

その上で、昨年7月には米CNNが那覇の航空自衛隊基地に駐留する飛行隊長にインタビューした際、この隊長が「24時間年中無休で待機状態にあり、警報が出ると直ちに戦闘機に向かう」という過酷な状況を打ち明けたことに触れ、2019年の1年間だけで航空自衛隊機による緊急発進が900回を超えていたことを紹介している。

記事は、日本政府が12年9月に尖閣諸島を国有化して以降、中国軍機による尖閣諸島付近の飛行が頻繁となり、緊急発進の回数が急増したほか、19年初めには防衛省が「中国軍機1機に対応する航空自衛隊機を2機から4機に増加」したと説明。これにより緊急発進に任務を担う航空自衛隊員と戦闘機の疲弊が深刻化していることを伝えた。(翻訳・編集/川尻

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