中国の億万長者が1000人突破に日本人羨望―中国メディア

Record China    2021年3月4日(木) 18時20分

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中国のニュース配信プラットフォーム、今日頭条に3日、「中国の億万長者が千人突破に日本人羨望」とする記事が掲載された。資料写真。

中国のニュース配信プラットフォーム、今日頭条に3日、「中国の億万長者が1000人突破に日本人羨望」とする記事が掲載された。

記事はまず、AFP通信の報道などを引用する形で、中国の民間シンクタンク、胡潤研究院がこのほど発表した世界の長者番付を取り上げ、中国で資産総額10億ドル(約1070億円)以上の億万長者が昨年新たに259人誕生し、中国の億万長者はこれで1058人となり、中国は世界で初めて資産総額10億ドル以上の億万長者が1000人を突破した国となったことを伝えた。

そして、AFP通信の報道が掲載された日本のYahoo!ニュースのコメント欄に、日本人から次のような声が寄せられていると紹介した。

「コロナ禍前までは中国(深圳、上海、大連など)に出張や旅行で定期的に行く機会がありましたが、何より日本人に対する現地の人たちの印象の変化を感じます。昔(といっても10年前程度ですが)は、日本から来たというと羨望の眼差しを向けられたものですが、最近は日本に旅行に行く人が増えたせいか、そのようなこともなくなりました。日本人(特に年配者)はいまだに『日本はアジアでNo.1』と信じ、中国を見下し過小評価している人も少なくないと思うが、その認識を改めないと近い将来に確実に迫りくる危機に対応できなくなると思う」

「なぜ、中国と日本でここまで差がついてしまったのか?20〜30年前なら日本企業ももっと上位にいたことでしょう。その原因をしっかり検証しないと、日本だけ先進国の中でマイナス成長という由々しき状況から抜け出せないでしょう。まぁ、財政支出との相関関係なんでしょうけど、このコロナ禍ですら緊縮政策を取ろうとする日本政府は、きっと本気で経済成長する気はない(外資に売り飛ばしたい)んでしょうね」

「もう日本はあらゆる面で中国にかなわんね。貧富差がどうこうとか、いろいろご託を並べてまだ大丈夫っていう人もいるが。どうするニッポン。どうしようもないか。日本は金持ちは国から逃げていく。手近なシンガポールなどに。優秀な人も逃げていく。アメリカなどに。実力が報われる世界に。日本はますます高齢化が進み、政治も老人男性に牛耳られている。それでどうこうなるっていうものでもないだろう」

「中国の貧富さを指摘するコメント多いけど、昔からそうであったしこれからも変わらない。それより全体水準が上がっていて、一人当たりGDPが日本を超える都市も出ていている。その現実に目を向けた方がいい」

「何だかんだ言っても人口も多いし、経済発展の勢いもすごい。そして人に勢いが有る。少しの事業の失敗にも懲りない。今の日本人にそのような勢いはあるか?国も企業も自信を失い、考え方が保守的になり、失敗を恐れ政策、施策に夢も希望もない。それでも目立たないが経済番組等を見ていると、前向きに起業し売り上げを伸ばしている中小企業も人材もまだまだ多く居ると感じる。前例にとらわれず、そのような会社、人材を伸ばす政策、施策を行っていけば、日本にもまた自信も活力がよみがえってくるのではないだろうか?と思う」

記事はその上で、中国と日本のそれぞれの長者番付上位10人の資産総額を示し、中国で10位のネットサービス大手、網易の丁磊(ウィリアム・ディン)CEOの資産総額が2450億元(約4兆500億円)であるのに対し、日本で資産1000億元以上の富豪は3人しかいないとし、「日本のネット民がコメントを書き込んだ時の心情が理解できるはずだ」などと伝えている。(翻訳・編集/柳川)

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