中国共産党中央全面深化改革委員会のトップも務める習近平総書記は19日午後、同委員会の第18回会議を開き、談話を発表しました。習総書記は「新発展理念を全面的かつ正確に実施し、より精度の高い改革案を打ち出して改革を深め、新発展枠組みの構築における全面改革の重要な役割を発揮させなければならない」と述べました。

会議では、科学技術イノベーションを推進し、重点分野における技術面の大きな難題や産業のネックを早期解決することや、経済循環の円滑化、内需拡大、ハイレベルな対外開放、グリーン発展への全面転換などをめぐる改革の深化も強調されました。

また会議では、国民生活に密接にかかわる商品の価格調整メカニズムを健全化し、政府と市場、社会などの役割と経済、法律、行政など多様な手段を活かし、価格調整の能力を強化して、関連商品の効果的な供給と全体的な価格安定を確保しなければならないとの指摘がなされました。

薬品監督管理システムの整備については、新型コロナ対応の経験をまとめ、公衆衛生上の突発的な重大事件に際しての薬品の検査、審査、評価、緊急使用などのシステムを健全化し、薬品監督管理に関する緊急対応能力を高める必要があるとされました。

さらに、グリーン発展については、「生態環境の保護者が恩恵を受け、利用者が料金を払い、破壊者が賠償するメカニズムを作る。政府が主導し、企業や社会各界が参加し、市場化した持続可能な、『生態関連製品』の価値を創出するルートを模索し、生態の産業化と産業の生態化を推進する」としました。（提供/CRI）