中国大使館、英紙デーリー・テレグラフに“かみつく”

Record China    2021年2月8日(月) 7時50分

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駐英中国大使館が、「記者になりすました中国のスパイ3人が英国から追放された」と報じたデーリー・テレグラフを批判する文章を発表した。

駐英中国大使館は6日、「駐英中国大使館報道官による『デーリー・テレグラフ』の中国メディア報道に対する反論書簡」と題する文章を発表した。デーリー・テレグラフが「記者になりすました中国のスパイ3人が英国から追放された」と報じたことに反発した。

文章は冒頭で「中国は平和発展の道を歩みつづけており、相互利益とウィンウィンの開放戦略を堅持している。英国をはじめとする世界各国との共同発展と、人類の素晴らしい未来を共に築くことを心から願っている」と主張。

英国との関係については「中国の欧州における重要な協力パートナーであり、中国は英国との関係を発展させることを重視している。中国は英国の脅威となったことはない。中英は互いに尊重し平等に接するという基礎の上に、広い範囲で協力し、優位点を補いあい、交流し相互を鑑(かがみ)とし、相互利益とウィンウィンの関係を展開し、両国国民に極めて現実的な利点をもたらしてきた」と記述。

デーリー・テレグラフの報道に対しては「中国の駐英記者は一貫して、報道の職に就くものとしての道徳を厳守してきた。英国の法律法規を順守し、客観・公正・真実・正確の原則によるニュース報道を堅持し、中英両国国民間の理解と意思疎通で積極的な役割を果たしてきた」と反論した上で、「中国人記者に対する関連報道は、ゆえなくして中英の正常な交流と協力に泥を塗るものであり、中国メディアの名誉とイメージを傷つけるものだ。尾ひれをつけて『中国脅威論』を誇張するに至っては、完全に『冷戦』思考にたたられているのであり、事実を尊重し、客観的で公正であるという報道機関の基本的な職業道徳に背いている」と批判。

文章の最後の部分では、中国側の主張として「関連媒体(デーリー・テレグラフを指す)は、イデオロギーと中国に対する偏見を捨て去り、中英の各分野における実際的な協力を客観公正に扱い、両国関係の発展に有利になることを多く行うように促す」と記述した。(翻訳・編集/如月隼人

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